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立山アルペンルート:その13 (5/15-3)





Nikon D3, AiAF Nikkor 28-200mm F3.5-5.6D(200mm)
1/800s, f/8.0, ISO200, jpeg-norm, ちょっとTrim, 手持



足環



昨日追いかけっこしていた2羽はどちらも足環をしていたが、この朝に会った固体は足環は無い。

立山では6月に一斉調査を行ってその時に、昨年生まれの足環の無い固体に足環を付けるということなので、これは昨年生まれの若鳥なのだろう。

こんな厳しい生活環境なのに、1年で見た目では成鳥とほとんど差が無いのはちょっと不思議な気もするけど、逆にそうでないと生き抜けない環境なんでしょう。



by river_kingfisher | 2010-05-15 07:33 | 野鳥 | Trackback | Comments(0)

立山アルペンルート:その7 (5/14-7)

恋敵をテリトリーから追い払った(もしくは恋人候補から逃げられた?)あとは、眺めのいい場所でうつらうつらと眠ってしまった。





Nikon D3, AF-S VR Nikkor 500mm F4G
1/800s, f/9.0, ISO200, jpeg-norm, NoTrim, 1脚



人が近くにいるときは、天敵のイヌワシが襲ってこないということを学習したのかもしれないですね。

ライチョウがいることに気づいてからここで眠ってしまうまでの、およそ30分余りの間に切ったシャッターは587カット!
jpegNormal+Rawで8ギガあまりを撮りまくってしまったので、あとでチェックして捨てるのが大変。でも、もう一度撮りに来るのは何時のことか分からないので、後悔が無い様にしつこくシャッターを切っておく。

デジタルになってこの点はほんとに気楽になったけど、その分だけ1カット入魂!というのは無くなったのかも。(もともと私の写真にはそんなものは無いけど・笑)



by river_kingfisher | 2010-05-14 16:56 | 野鳥 | Trackback | Comments(0)

立山アルペンルート:その6 (5/14-6)

ライチョウはカメラで撮影している私のことは気にしているのかしていないのか、こっち時々見ながらどんどん近づいてくる。ファインダーに収まらなくなるたびに縦位置にしたり、バックしたりしながら300mmをホテルに置いてきた事を悔やむ。

そのうち、何かに気づいたのか小走りに通路の反対側に入ったと思ったら、グエェ・・・ェとあの鳴き声で威嚇する。
もう1羽ライチョウがいた!





Nikon D3, AF-S Nikkor 17-35mm F2.8D(25mm)
1/1000s, f/7.1, ISO200, jpeg-norm, Trim, 手持



すぐさまバトル開始。
でも、あっさり前からいた方が勝利して、もう1羽は姿を消してしまった。
この写真で見ると逃げていった方は目の上の赤い肉冠が見えないので、ひょっとするとメスなのかも知れない。



by river_kingfisher | 2010-05-14 16:36 | 野鳥 | Trackback | Comments(0)

立山アルペンルート:その5 (5/14-5)





Nikon D3, AF-S VR Nikkor 500mm F4G
1/800s, f/7.1, ISO200, jpeg-norm, NoTrim, 1脚



ライチョウ


しばらく休憩を兼ねてハイマツの横で休んでいたが、ライチョウの姿も鳥の声もしない。
12年前を思い出して、その時ライチョウにあった場所に行ってみることにした。

そしてベンチで座って一休みしながら、ふと前の岩を見たら、そこにいた!

よ〜〜〜〜〜く思い出してみれば、ライチョウを撮るのに500mmなんていらないのだった。
なのに、ついつい何も考えずに持っていってしまったんだよねぇ・・・、馬鹿みたい。

どんどん近づいて来きてはみ出しちゃうから、画面を縦にして、それでも近すぎて何度バックした事か。




by river_kingfisher | 2010-05-14 16:28 | 旅行 | Trackback | Comments(4)

1998/06/22〜23 立山・室堂平

1998/06/20〜23 立山・室堂平での探鳥 Page-2/2(1998/07/01初稿)

■6月22日(月曜日)■

目覚ましの音で窓の外をチェックに行ったのはやはり5時。外は雲でけむり、雨が降っている。目覚ましを7時にセットし直し、あっさりベッドに戻る。

朝食はいつものように洋食。しかし、連泊なのでメニューが少しだけ違う。昨日は聞かれなかった卵の料理の仕方を聞いてくれる。レギュラーはスクランブルだが、私は目玉焼き。後はデザートのフルーツが他とは違っていた。
雨でやることが無いので、時間をかけてじっくり食べて、コーヒーも何度もお代わりをする。(と言っても普段もゆっくりですけど‥‥‥)

いつものように5階のロビーラウンジに場所を移って、だらだらと4種類の新聞を読み、その後こんな時のために用意してきた小説を読む。このラウンジは天井が高くて静かで、とても気持ちがいい。お客さんも余り利用していないので、落ちつけていいです。

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お昼になったので、ホテルの売店でマス寿司を買って、部屋に戻り日本酒を飲みながら食べる、満足満足。少し酔ったので昼寝をする。リゾートは楽でいい。


3時頃外を見ると雨は小降りになっていたので、支度をして外に出る。28〜200mmの短いレンズを付けて、イワヒバリを探すが相変わらず発見できない。かえすがえすも初日の失敗が痛い。
雨が強くなってきたので、みくりが池温泉で小休止。私がコーヒーで奥さんは山ブドウアイスクリーム。アイスは美味しかったです。

傘をさしたり畳んだりしながら、みくりが池を歩くが、相変わらずライチョウの姿は見えない。5時近くなり、辺りが薄暗くなってきて、もうホテルが間近になったとき、左手の丘の上から「グェ〜〜」と言う鳴き声がする。足を止めて左を見ると、霧の中からライチョウがこちらに向かって飛んでくる。
地面から1.5m位の高さをこちらに向かって飛んでくるライチョウの羽ばたきの音以外には何も聞こえない。3mほど後ろにいた妻との間をまさに通り抜けるように飛んで、反対側の谷間へと降りていく。
すぐに別の羽ばたき音がする。 「もう1羽来る!」遅れて来た1羽は妻の後ろ側を通り過ぎてやはり谷間に消えた。カメラを取り出す時間も何もない、一瞬の出来事だったが、まるでスローモーションを見ているような光景だった。
我々以外には100mほど先に歩いている老夫婦しか近くに人影はなく、その老夫婦もこの一瞬の出来事には気付かなかったようだ。

「目の上の真っ赤な肉冠まではっきり見えたね。運がいいねえ。」と喜びながらホテルに帰る。雨で何も見れなかったけど、最後にいい思いが出来て満足。

食事の前にラウンジに隣接するバーでカクテルを飲んで、今日の幸運に乾杯する。食事は洋食で、他の客とは内容が違うと言っていたけど、比べたわけではないからどう違うのか不明。恐らく他の客は我々の1日目の料理と同じなのだろう。今日は寝酒を飲まずにそのまま就寝。




■6月23日(火曜日)■

3度目の5時起きをする。やはり空は曇っているが、西の空は明るく雲海も見え、雨は降っていない。せっかくの早起きだから、今日こそ出かけることにする。しかし、妻は眠らせておく約束なので、一人で出かける。

みくりが池をゆっくり回り始めると、みどりが池の方でライチョウの鳴き声がする。しかし飛ぶ姿は見えない。みどりが池に映る雄山を写真に撮ったりしているうちに霧が出始める。ミソサザイが近くで囀り始めるが、姿はぼんやりとかすんでいる。

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時間をかけてゆっくりと歩くが、結局遠くで鳴くライチョウの声を聞けただけで、朝食を撮るためにホテルに戻る。しかし、イワヒバリはどこに行ったのか?

今日は最終日なので12:20室堂発のバスで富山に向かわなければいけない。朝食を取った後のいつものダラダラは省略して、妻と二人で鳥見に行く。
みくりが池に出たところでカヤクグリが遊歩道を横切る。じっと見ているとだんだん近寄ってくるので、カヤクグリの写真を撮る。

この後今朝最後にライチョウの声を聞いた所で、じっくり待つことにする。30分ほどじっとしている間に、カヤクグリを数カット撮る。そうこうするうちに、トレッキングしているおばさんが「みどりが池にライチョウが出てますよ。」と教えてくれる。早速移動する事にする。
重たいカメラを担いで、遊歩道の階段を登ると息が切れる。血の池の上あたりまで来たところで、遅れている妻の声が後ろでする。何を言っているのかと、振り返ろうとしたとたんに、みくりが池に落ち込む斜面の上をライチョウが飛んで来る。

ライチョウは私の5mほど先のハイマツの切れたところに着陸して、歩き始める。黒白のはっきりした♂だ。夢中でシャッターを切る。




Nikon F5, Ai AF-S Nikkor 500mm f/4P, RDP II

ハイマツの中に入ってしまいそうになるが、何を思い直したのか、こちらに近寄ってくる。私のことは完全に無視して、足下を通り過ぎ、ソングポストの岩に上がって周りを見回している。
お〜〜!絶好のチャンス!まずは500mmでフィルムを1本。アングルを変えてもう少し、さらにレンズを28〜200mmに変えて、少しづつ近づいてみる。やはりこちらを完全に無視している。

あっと言う間に3本目のフィルムに入り、更にアングルを変えてシャッターを切る。あいにくの霧がときどき流れてきて、周りは真っ白なのが少し残念だ。

注意しながら近づいていったが、突然首を伸ばして頬を膨らませる。一昨日レクチャーで聞いた怒っている表情だ。まずい、近づきすぎて怒らせたかな、と思った時に左の方の谷間から「グゥェェェ〜〜」と鳴きながら、別の♂が飛んできた。

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遊歩道の上で侵入者を追い出そうと追いかけるライチョウ。
少しわかりにくいのですが、敷石の上に妻の両側にいます。


周りで見ていた私たちを完全に無視して2羽の♂の縄張り争いが始まった。妻の足下を2羽のライチョウが走り抜けて、遊歩道を行き来する。

霧の中でかなりの迫力で喧嘩が行われて、周りの観客もびっくりしている中を、後から来た方と思われる♂が飛び去り、それを追ってもう1羽も霧の中に飛び去る。

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「最後の最後にいい物が見れて良かったね。」と妻と喜びながら、みどりが池の方に歩いていくと、みどりが池の看板の横の岩の上にもライチョウがいる。
トレッキングの夫婦が遠巻きに写真を撮っているので、「そ〜〜っと脅かさないように近づけば、逃げたりしませんよ。」と教えると、恐る恐る近づいて、ライチョウとのツーショットの写真を撮っていた。
私は後ろの雄山とみどりが池を背景にして、私にしてはアングルに気を使った写真を撮る。このライチョウは足輪をはめていた。




Nikon F5, Ai AF-S Nikkor 500mm f/4P, RDP II


ライチョウの撮影も無事済んで、心残りはイワヒバリだ。こいつはホテルの近くでしか見ていないので、ホテル近くに的を絞って、残りの時間を使うことにする。まずはホテルに戻って、チェックアウトして荷物を預け、売店でコンパクトタイプのマス寿司を買う。少し残ったお酒とツマミを持って、みくりが池の端のベンチでお昼を食べながら、ひたすらイワヒバリが出るのを待つ。
しかし、待てど暮らせどイワヒバリは現れない。近くの観光客が「あっちの谷間にライチョウが出ていた。」と話し合っているのを、「ホシガラスじゃないの、、、」などと冗談を言い合いながら待つが、結局最後までイワヒバリは現れなかった。

いままで、探鳥に行きあまりにも簡単に会えてしまったために「いつでも写真に撮れる」と思いこんで、結局写真に撮れなかったことが何度もあるのだが、またしても同じ過ちをしてしまった。深く反省をしながら、12:20発の美女平行きのバスに乗る。

この後は順調にケーブルカー、富山電鉄、スーパーしらたか、新幹線、と乗り継ぎ、21時前に自宅に帰り着きました。

あ〜〜疲れた!いや旅行はらくちんなお気軽旅行でした。旅行記を書くのが疲れるんです(^_^;)。
今回の立山ライチョウツアーはこれで終了です。



■表紙はこちら



by river_kingfisher | 1998-06-23 12:00 | 野鳥 | Trackback | Comments(0)

1998/06/20〜21 黒部・立山

1998/06/20〜23 立山・室堂平での探鳥 Page-1/2(1998/07/01初稿)

■6月20日(土曜日)■

朝6:30に起床。朝御パンを食べて出かける準備をする。前夜が遅かったので非常に眠たい。7:45に自宅を出る。500mmF4のレンズを入れたリュックが肩にずっしりと重たい。天気は曇りだが、雨は降りそうもない。駅まで15分ほど歩いて、8:03発の八王子行き八高線に乗る。乗客は高校生が多い。八王子駅に着くと、8:33発のスーパーあづさに乗り換える。乗車する前にビールを買う。
最近のJR各社の特急車両は昔と比べると非常にシートの前後間隔が広がり、楽になった。しかし、シートベルトが無いのが、何故か気になる。座席の感じが飛行機に似てきているので、シートベルトが無いことに違和感を感じるようになったようだ。自宅からタッパに入れてきた枝豆とビールで気持ちよく信濃大町に向かう。

信濃大町に到着したのは11:48で、約20分程で扇沢行きのバスが出るのだが、昨年貸し切りで入れなかった蕎麦屋の「こばやし」で蕎麦を食べる為にバスは遅らせることにする。蕎麦は¥1,150の天ぷら蕎麦にする。しかし天ぷらの味はイマイチで普通のざる蕎麦にすれば良かったと少し反省。店を出たところで道路の向かい側に御菓子屋さんを発見。すかさず草餅、柏餅、そばまんじゅうと栗煎餅を買う。
次のバスまで時間があるので、駅前の公園でポットの中のコーヒーとともに食べる。空はいつのまにか青空が広がって、とてもいい天気。公園をイワツバメがびゅんびゅん飛び回りヒナのための餌を探している。

我々以外には2人の乗客しか乗っていない13:10発の路線バス(その2人も途中で下車した)で扇沢まで行き、トロリーバスに乗り換える。シーズン前なので空いているが、それでも扇沢からの観光バスの観光客が増えたため、14:00発のトロリーバスは2台が出発した。途中ですれ違った反対車線は4台だったので、もう山を下る人達が出始めている時間なのだろう。
黒部ダムに到着後、奥さんは前から乗ってみたいという黒部湖観光船に乗りに行く。
僕はダムの上を飛び交うイワツバメを少し狙ってシャッターを切ってみる。

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奥さんの乗った観光船が船着き場に戻ってきたのを確認して、私もケーブルカーの黒部湖駅に向かい、落ち合ってから割引切符を買って15:20発のケーブルカーに乗る。ホテル立山の宿泊客にはこの黒部平から美女平までの切符が1割引で買えるのだ。

ケーブルカーは約5分で標高1828mの黒部平に到着する。やることは無いけど、外に出て黒部湖を見おろす展望台をぶらぶらすると、ウグイスが肉眼でもはっきり見えるくらいの至近距離のコメツガの梢で鳴いている。ノドを膨らませて囀る姿がかわいい。

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バックは後立山連峰。右が針ノ木岳 2821m、左がスバリ岳 2752m。

さらにロープウエーで大観峰を目指す。昨年10月には雪で真っ白だった黒部平は新緑でとても美しい。大観峰でも展望台に出て周りの風景を見回す。いい天気で空気が澄んでいて山々が石を投げると届きそうに近く見える。

ここからもう一度16:30発のトロリーバスに乗り、10分で室堂ターミナルに到着する。ホテル立山はこの室堂ターミナル内にあるので、とても便利だ。すぐにチェックインすると、今日の客が多いため、夕食を6:00か6:45のどちらかにして欲しいと頼まれる。お腹が空いているので迷わず6:00を選択。(思えばこれが間違いの始まりだったな。)
食事まで1時間ほどあるのでホテル前をブラブラ散歩することにする。歩き出すとすぐ目の前の岩の上にイワヒバリが止まる。みくりが池に向かうと、また途中の立て札にイワヒバリ。一瞬カメラをとりに戻ろうかと考えるが、まだ3日もあるので焦らない事にする。(これが大間違いだった。)

今年は雪の量が少なかったことに加え、雪解けが早いようで、みくりが池の周辺はほとんど雪はなく、北向きの斜面に少しだけ雪が残っている程度だ。

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天気は良く散歩するには最高だが、ライチョウの巣ごもりシーズンに入ってしまったようで、ライチョウの声さえ聞こえない。時間がないのでみくりが池を回るまでは行かずに、適当なところで折り返して、レストランに夕食を食べに行く。

このホテルの夕食は洋食と和食が選択できるのだが、私は断然洋食をお薦めする。洋食は5階のレストラン「つるぎ」で食べるのだが、本格的なフランス料理を食べさせてくれる上に、窓からの眺めはとてもすばらしい。この日は日本海側の雲海に沈む夕日と、夕日に染められた雄山を始めとした北アルプスの眺めが料理の味を更に高めてくれた。

食事の後は、下の売店で買ってきた原酒をカジカの佃煮と野沢菜のワサビ漬けを肴に飲む。枝豆を入れてきたタッパは、この肴を入れるための物だったのだ。空は一面の星空で、非常にいい機嫌で一日を終わる。




■6月21日(日曜日)■

5時にセットしておいた目覚ましを止めて、窓の外を見ると曇り空。軟弱な私はすぐにベッドに戻る。さらに6時に再度空を確認。またしてもベッドに帰還する。そして7時に朝食を食べるために渋々起き出す。
朝食はやはり洋食。サービスするウェイターの言う「あいにくの曇り空になってしまいましたね。」と言う言葉にも「まあこんな日もあるでしょう」と鷹揚に答える。3泊もするお大尽は心にゆとりが有るのだ(^_^;)。

食後にすぐに鳥見に行くかと思えば、これが違う。まずフロントに行きその時点で来ている読売新聞と北日本新聞を持って、5階のロビーラウンジのお気に入りの場所に行き、じっくりと読む。
9時を回る頃になってやっとカメラを持って出かける。しかし、昨日はあれほどいたイワヒバリがいない。少し焦る。みくりが池の畔まで出てしばし様子を見る。前方にミノルタの白レンズ(400mm位かなあ)を三脚に乗せて歩いている夫婦がいる。私たち夫婦とちょうど同じくらいの年齢か。ご主人は遊歩道近くの高山植物を撮っているようだ。

その時みくりが池の湖上をかすめるように大型の鳥が飛ぶ。すぐにハイマツの中に消えたので、はっきりとは分からなかったがライチョウかホシガラスであろう。消えたあたりに早速移動して、カメラをセットして待つ。とにかく待つ。ただただ待つ。
この場所は6年ほど前に始めてきたときに、足下までライチョウが歩いてきた場所だ。付近に潜んでいる確率は高いと信じて40分ほど待つが変化はない。池の反対側ではミソサザイが囀り、そこいらじゅうでウグイスが鳴いているが、ライチョウの声も動きも無い。カメラ夫婦はとっくに先に行ってしまう。

あきらめてみくりが池温泉を通り過ぎ、血の池側でまたしばらく待機する。すぐ脇のハイマツにカヤクグリが止まり囀り始める。500mmではピントが合わない距離なので5m以内。レンズを換える前に飛び立つ。しばらく様子を見て、みどりが池に向かう。
みどりが池では対岸の水際にキセキレイとカヤクグリが歩いている。ここでもしばし時間をとってライチョウの気配を探すが、発見は出来ない。

そろそろお腹も空いてきたと思って時計を見ると1時近い。坂を上がった所にある室堂山荘でお昼にする。広い食堂には先客が2人だけで、折り詰めの弁当とうどんを食べている。メニューを探すが、どこにもない。
ウェイトレスのおねーさんが水を持って来たので、「メニューはあるのですか?」と聞くと「カレーと牛丼と山菜うどんだけです。」と答える。値段は言わない。ちょっと恐い。
カレーと牛丼を食べることにする。味はまあまあで、値段はどちらも¥800円でした。(ちなみに、みくりが池温泉の食堂のカレーは¥700円です。)

外に出て、復元された日本最初の山小屋である室堂山荘を見て、ホテルに戻る。途中でキセキレイとヒバリが空中戦をしているのを見る。どちらも立山のイメージとちょっと違うなあ。

ホテルに戻って、遅れて配達された日経新聞と朝日新聞をフロントでもらい、ラウンジで読む。3時過ぎに再度ライチョウを求めて出かける。

みくりが池に突き当たって左に遊歩道の階段を降り始めたところで、左側の斜面にホシガラスがいるのを奥さんが発見。




Nikon F5, Ai AF-S Nikkor 500mm f/4P+TC-14B, RDP II


すぐにカメラをセットして写真を撮る。普通の人が見たら異様にでかいレンズとカメラで、機関銃のようにシャッターを切る私を見て、横を通る観光客のおばさんが「ライチョウがいるんだ。あれがそうだ!」と喜んでいる。
すこし悩むがやっぱり教えた方がいいかと「あれはホシガラスという鳥です」と言うと、がっかりしてすぐに行ってしまう。
しかし、観光客は次から次にやって来て、皆「ライチョウだ!」と喜んでいる。
聞いてくれれば教えるけど、あえて夢を壊すことは無いかと、それ以降は教えないことにする。妻も少し離れたところで、ホシガラスと教えたら「な〜んだカラスか!」と吐き捨てるように言われたそうで、それ以降は教えるのを止めたそうな。

私にとってホシガラスは初見なので、今回の旅行でぜひとも見たかった鳥なのだが、一般の人にはしょせんカラスでしかないのだろう。そして、立山でホシガラスを見てライチョウを見たと思っている人が沢山いるような気がしてきた‥‥‥。

朝からずっと曇り空だったが、この時点で雨がぱらつき始める。あわててカメラにゴミ袋をかぶせて、ホテルへと撤退する。

この後は、部屋で昨日の飲み残しの日本酒を飲みながら時間をつぶす。本日の夕食は気分を変えて和食。和食は3階の和食レストランで食べるのだが、眺めは良くないし、洋食の儀式的なサービスが好きな我々夫婦にはちょっと物足りなかった。味はおいしかったので和食が好きな人にはお薦めできます。

8:30からホテル主催の自然(ライチョウ)観察会の夜の部があり、入場無料なので参加してみる。元従業員で、ライチョウ好きが高じて富山県の自然保護委員(だったかな?間違っているかも知れない)になってしまった佐藤さんのお話とスライド。
面白い話で楽しめたけど、一般の観光客の中には寝ている人もいたりした。まあ、興味が無ければしょうがないだろうなあ。しかし、富山県のライチョウ調査に対する予算が年間200万円しかないのはちょっと驚きですね。

部屋に帰り、夜中にのどが渇いたときの対策用にお茶をいれて冷蔵庫に入れて寝る。



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by river_kingfisher | 1998-06-21 12:00 | 野鳥 | Trackback | Comments(0)