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Nikon COOLPIX E900

1998年頃購入・売却済み(元稿は2000/04/24に投稿)


前から気軽なデジカメで鳥の写真を撮りたいと思っていた。

一人で写真を撮りに行くときはじっくり構えて鳥が近づくまで待っていればいいけれど、写真を撮らないバーダーと一緒の探鳥会の時にカメラを据え付けて一人だけ別行動というわけにも行かず、中途半端にしていた。

そんな時のためにシグマの軽い400mmF5.6のレンズも有るのだが、じっくり待つわけでないのに400mmでは所詮ぼんやりとした証拠写真しか撮れない。やっぱりカメラ自身の重さもあって、探鳥会にはカメラは持っていかないことが多い。

そんな訳で最近(※1998年)流行しているデジタルカメラをスポッティング・スコープに押しつけて撮る方法を前から検討していた。
しかし、実はこのスコープとデジカメで写真を撮るというのが結構難しかったりする。

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そして、実際の撮影では、鳥を見つけてスコープで鳥を中心に合わせて、それからデジカメを光軸が合うように押しつけて、ケラレが出ないようにデジカメをズームすると言う操作をしなければならない。
撮影対象が動いている場合はほぼ上記操作を行っている間にスコープの視野から外れているし、小鳥類では飛び去っていることが多い。

そんな訳で、やるからにはそれなりにしたいと思う凝り性な私は、Nikon CoolPix900と言う130万画素 (1280x960pixl)のデジカメと、コーワのミニスポを組み合わせた軽量小型スポットスコープカメラシステムを作成してみた。

ちなみにこのアイデアは構想2年6ヶ月、実働5時間で実現した(^_^;)。作り方はこちら。(※作り方のページもそのうち復活させます。)



このシステムの最大の特徴は総ての固定部分がワンタッチで外れることだ。

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実際のバードウォッチングの最中に鳥の撮影をしたくなることは、それほど多くはない。あくまでも観察を一番の目的にすると、邪魔になるカメラアタッチメントは無い方が望ましい。
よって、必要になるまでカメラアタッチメントは外しておき、必要な時にすぐにワンタッチで取り付けられるようにしてある。


そして、撮影時にも対象の鳥を探すときには邪魔になるカメラをクイックシューで簡単に外してスコープの接眼レンズで鳥を探してピント合わせを出来るようにしてある。

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カメラの液晶画面で鳥を探したり、ピント合わせをするのは(特に炎天下の屋外では)非常に難しいのだ。(※1998年当時の液晶モニターの性能は、そりゃもう酷いものでした…)

そして最後に、三脚とスコープ本体も簡単にジョイントしていることが望ましい。

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これは私の三脚にはカメラ用のクイックシューが付いているので、そのシステムを流用しカメラレンズとスコープが自由に切り替えて使えるようにしてあるからだ。

現在スコープ本体に付いているクイックシューはたまたま余っていた超望遠用のばかでかいプレートだが、このシステムが有効なことが実際にフィールドでの使用で実証されたら、もう少しコンパクトで軽量なプレートを自作する予定である。

手持ち 三脚からはずせるようにしたおかげで、手持ちで撮影することも不可能ではない。恐らくこんな使い方をすることは無いだろうが、、、、
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完成した直後に自宅の窓から写した昭島市ゴミ焼却場の煙突。 (こんな物しか窓から見える物が無かったので、、、(^_^;))
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時刻は6時25分で、あたりは夕闇に包まれかかっており、さらに網戸越しに撮影しているので画質はひどいですね。
肉眼では芥子粒のようにしか見えないのですが、それなりに写っています。
スコープの倍率が20倍で、その画像をデジカメの3倍ズームでさらに拡大しているので、光学60倍と言うことになります。



このスコープカメラで撮影した水浴びをするシメ。

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Kowa Spotting Scope TS-502 20XG / Nikon E900 / 116 / F3.5

やはり解像度が下のD1の画像と比べると雲泥の差です(あたりまえか^_^;)。しかしこの画像でもPhotoshopでいじくってあげれば、画面で見る分には遜色のないところまで持っていくことは可能です。(※オリジナルの画像を見つけたので、そのままのサイズでUPしてあります。)

こちらはほぼ同じ条件の元でNikon D1+AF-S300 F2.8(D1だと450mm相当)で撮影したセグロセキレイ。

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Nikon D1 / AF-S300 F2.8 / 2500 / F2.8 / ISO200相当
(※こちらもオリジナルの画像を見つけたので、そのままのサイズでUPしてあります。)




私のこのページがきっかけになって同じ様なアタッチメントを作られた北川さんという方がいらっしゃいます。使っているスコープはNikon ED78+30WとE990(うらやましい)です。
スコープとデジカメで写真を撮っている方は沢山います。
撮影方法に関しては五十嵐さんのページが参考になります。

海外ではこんなノウハウを公開しているベルギーのMoniotteさんのDigital Birdingが有ります(英語ですけど^_^;)。

さらにAlain FossさんのDigImageなんて言うのも有ります(こちらはフランス語みたいですけど^_^;)。デジカメで鳥の写真を撮っている人のリンクが有るんですが、僕の双眼鏡カメラの英語ページもリンクされている、エヘヘ(^_^;)。



■2015/11/21追記
RICOH DC-2Lのあと、やっとNikonから実用的なデジカメが発売されたのでニコ爺の私は早速購入した。

Nikon COOLPIX E900は1998年4月に発売された1/2.7型の130万画素CCDを持ち、レンズはF2.4〜3.6 38mm〜115mm(35mm換算)のZOOM NIKKORレンズを搭載していた。
このカメラの写真がHDの中を探しても全然出てこないので、いつもの様に過去のページの再掲載の写真でごまかします。恐らく、この頃はデジスコをやるための道具としてしかコンパクトデジタルカメラを見ていなかったんでしょう。


カメラ単体の写真は全然無いですが、E900で撮った写真はありましたので、掲載します。オリジナルのサイズが小さいので、そのまま縮小せずに掲載します。




Nikon COOLPIX E900, 10.8mm, 1/94s, f/4.8, ISO不明, 2000/1/20 Bali





Nikon COOLPIX E900, 5.8mm, 1/30s, f/2.4, ISO不明, ストロボ発光, 2000/1/23 Bali


驚くべきことに、ExifにISO感度の項目が有りません!なのでISO不明です。
今のデジカメと比べると、jpegの圧縮率が高いのか、とてもギラギラした画質ですね。
当時はメモリーの価格がまだ高い頃ですから、しょうがないのかもしれません。確か使っていたメモリーカードはコンパクトフラッシュの4Mだったはず。


■2018/02/25追記
閉鎖した昔のサイト(www.kingfisher.jp)の記事を2015-11-21 19:00に再掲載していたのですが、初稿掲載時の日付に戻して掲載し直します。



by river_kingfisher | 2000-04-24 10:12 | カメラ | Trackback | Comments(0)

全損のNikon F5

1996年12月購入・全損廃棄 (元稿は2000/04/04に投稿)


北海道でちょっと目を離した隙に、観光客に600mmレンズ付きで三脚ごと倒されて全損したF5の写真です。

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冷気が少しゆるんできた1998年3月の北海道。釧路湿原の近くにある鶴居でタンチョウを撮っていたときに、近くの林に小鳥類がいることに気付き、そちらに移動した。
林の脇の道路にカメラを置いたまま、木立の中を動き回る小鳥を双眼鏡で追っていたとき、

「ガスッ!グワ~~~ン!!」

という嫌な音に振り向くと「まあ大変、カメラが倒れているわ~」とか言いながら足早に離れていく、4~5人の観光客のおばさん。

私のF5はちょうど雪が解けてアスファルトが露出した部分に左肩から着地してしていた。

ちょっと待て!ババァ!
倒れているじゃなくて、倒したんだろうが!!

しかし彼女らはすでにどこかに消えている、トホホ(;_;)。

F5の重量1.2kgとAF-S600mmF4の5.9kg、そしてGitzoの三脚#563CLと雲台#526の両方で5.6kgのトータル12.7kgプラスαを約1.5mの高さから受けたF5は、ダイキャストのボディに亀裂を入れて横たわっていた。
「ガスッ!」っと言う音がボディがアスファルトに食い込んだ音、そして後の「グワ~~~ン!!」は幸い雪が残っている部分の上にレンズのフードが弾んだ音のようだ。


最初にカメラを起こしたときには外れかかったフードに気が行って、ボディの損傷には気付かなかった。
電源を入れたら液晶にerrの文字が出たので嫌な感じ。そしてボディをしっかり見たら・・・・

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電源は入ったので、フィルムを巻き戻そうとするが赤ランプは付く物のモーターは回転しない。仕方ないので手動で巻き戻しクランプを巻くが、なんと巻き戻らない。無理に巻いてフィルムを切るのが怖かったので、そのままにする。

ファインダーを外してみると、亀裂の大きさとダメージの大きさがよく分かる。

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600mmがフードが外れただけで済んだのは、ボディがほとんどのショックを吸収したのと、レンズが当たったのが雪だったことに助けられたのだろう。このボディは修理不可能な全損となり、たまたま1ヶ月前に入った保険により新品と入れ替わることになる。

皆さんもカメラから目を離すときには三脚を大きく開いて、絶対に転倒しないようにしておきましょうね。

しかし、保険に入って置いてヨカッタなあ。



■2015/11/02:追記
上記はNiftyのFPHOTOなんかで、それなりに有名になった逸話です。
F5はいいカメラでしたが、いかんせん重すぎです。後継のF6が増設バッテリーをカットして軽くしたのは時代の必然でしたが、F5も分割式にしておいてくれれば、今でも持ち出す気になったかも・・・と思います。

購入時の事はいずれページにしようと、前のサイトでは目次のページに載せてあったのですが、結局書かずじまいになりました。いきなり全損の記事ってどうなのよ?って思うので、そのうち書くかもです(笑)。

でも、ボディのちゃんとした写真が無いんですよ。撮ったはずなんだけど…

ところで、文中に「全損破棄」と書いてますが、実際にはNikonサービスセンターで、プロ特約の割引購入でNikonに引き取られていったので、私が破棄したわけではありません。
考えてみれば保険で補填されたので、Nikonの割引サービスを使う必要は無かったな。


■2018/02/25追記
閉鎖した昔のサイト(www.kingfisher.jp)の記事を2015-11-19 19:00に再掲載していたのですが、初稿掲載時の日付に戻して掲載し直します。



by river_kingfisher | 2000-04-04 10:12 | カメラ | Trackback | Comments(0)