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Gitzo G1548MK2

閉鎖した昔のサイトの復活ページです。(元稿は1999/08/28に投稿)



カーボン三脚を買った 1999年8月購入

いままで使ってきた三脚はGitzoの#563CLと言う機種だ。縮めたときのサイズが小さいので旅行に便利だったが、重かった。雲台無しの重さが4.1kgもあるのだ。あまりの重さにエレベーターを外して使っていたので、実際はもう少し軽いと思うが、そうすると今度は足を総て伸ばしても少し高さが低いために、悔しい思いをすることがあった。
この三脚に同じくGitzoの#526と言う雲台をセットすると、両方で5.6kgになる。車の時はいいけれど、電車で移動の時はトホホの重量である。

'99年7月に鳥取まで出かけたときに、行き帰りの駅のホームの上り下りの荷物の重さと、関西系のカメラマンのカーボン率の高さに思い知らされ、一気にカーボン化を進めることになった。

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左がカーボンのG1548MK2、右は#563CL

新しい三脚はやはりGitzoのG1548MK2。値段は定価が¥118,000と言うプロ向けのものだ。売り飛ばしたNikonの500mmレンズのお金がまだ残っていたので、勢いで買ってしまった。重さは2.9kgで約1.2kgbの軽量化がされた、これは大きい。

そして脚の長さが少し長いために、同じ4段でも全高が152cmと高いため、エレベーターを付けなくても十分に高いアングルが使える。

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本来は三脚が軽くなったのだから雲台も軽い物にしたいところだが、600mmクラスの重いレンズを支える雲台に軽い物が無い。
しょうがないからマグネシウムかチタンの大きな雲台が市販されるまで、今まで使っていた雲台を流用することにした。

雲台を取り付けて、動きを確認していると、水平に回転させたときに1カ所引っかかる場所がある。いったいどうしたんだろうと点検してみると、なんと水準器が雲台に当たっている。
当たっているのに強引に回転させたため、水準器の表面はすでにひっかきキズが付いてしまった、トホホ(;_;)。

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比較 出っ張っている水準器はプラスチックなので簡単に削れるが、中に封印されている液体までの厚みが不明なので、うっかり削ることが出来ない。
他に手がないので、雲台の裏側の当たる部分をグラインダーで削って、水準器に干渉しないすき間を確保した。

そうなると物の勢いで、雲台の広い面に対しクイックシューの使っている部分が少ないことが気になり、雲台も不要部分を切り取ってしまうことにした。ほんの少しの事だが、軽量化が出来るし、回転するアングルも増えるので有利になる。

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クイックシューのプレートのサイズよりも少し多くなる中央部分裏面にリブが入っているので、ここで切り取ることにする。分解もせずに強引にバンドソーで切り取って、端面の角をヤスリで面取りして、雲台の軽量化は終了。

これで、中古でお嫁に出すときの価格はぼろぼろになることが予想されるが、どのみち大した値段で売れるとは思えないので気にしないことにする。

ちなみにこの雲台(#526)の'94年当時の定価は¥27,000円です。

雲台プレートの前を切り取ったおかげで、この部分が当たって回転できなかった角度までレンズを動かすことが出来るようになった。

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いままでクイックシューでカメラの向きを180゜入れ替えてアングルを作っていたが、ほぼ実用的な角度は総てカバーできると思われる。
しかしながら中心をかなり外れた部分でカメラを支えているように見えるので、精神的には少しよろしくないかも知れない。



■2000/07/24追記
脚の付け根のアングル材が割れていることに気づいた顛末を追加。

■2015/11/25追記
今回はカメラ本体ではなく、周辺機器で一番重要(と思われる)三脚と雲台の話。
オリジナルを書いた20世紀では3ウェイ雲台が主流でしたが、21世紀の長玉使いはビデオ用の油圧雲台が主流になってます。
あんな重たいものを担いで、よく鳥を撮りに行くなぁ…と思うけど、最近の鳥撮りは都市公園とかがメインのフィールドなので問題ないんでしょう(笑)。

私は重たいロクヨンは処分してしまい、ゴーヨンと80-400がメインになったおかげで、三脚はほとんど使わなくなりました。このカーボン三脚も2013年の伊良湖以来、もう2年以上使ってない。ZILっぺに積みっぱなしになってます。
処分してしまっても良いかもしれませんね。

■2018/04/02追記
元稿の初掲載の1999/08/28に日付を移動しました。



by river_kingfisher | 1999-08-28 12:00 | カメラ | Trackback | Comments(0)

USB→シリアル変換アダプター

自宅のMacのCPUをG3にしたくて、いろいろと悩んだ結果、Power Book G3 (bronze)にした。
Power Bookを選んだ一番の要因は設置面積を減らしたかったことだ。やはり自宅のデスクの17インチCRTモニターはでかくて邪魔でだから。それと、ノートだとスリープ状態にしておけば、気が向いたときにすぐに使えて便利だからだ。

FireWireは魅力的だけどSCSIの方がいままでの機器(特にフィルムスキャナー)が使えるので好都合と思って選んだけど、PB G3にはシリアルポートが無くてUSBになっているのを忘れていて、思わぬつまずきにあった。

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Nikon MC-34

NikonのカメラF5からのデータを転送するソフトの「フォトセクリタレタリー」のインターフェースケーブルMC-34はRS-232Cになっているが、PowerBookG3'99(Bronze)にはシリアルポートが無いため、MC-34が使えません。USB→シリアル変換アダプターを買うしかないけど、これが使えるかどうかが全然情報が無い。


■まずはPowerBookG3にマック用のフォトセクレタリーをインストールする。
最初に説明して置くが「Nikon F5フォトセクリタレタリー」と言うのは、F5と言うカメラから撮影データを読み込んだり、カメラの設定を変更したり、リモート操作をしたりする「カメラオペレーション」、読み込んだ撮影データを管理する「フィルムマネージャー」、カメラのID番号を設定する「カメラID設定」、何に使うかよく分からない「フォトファインダ」の4種類のソフトの総合ネーミングの事で、単品のソフトの名前ではない。

ちなみに私はデータの読み込みに「カメラオペレーション」を使い、そのデータを見て印刷するために「フィルムマネージャー」を使っている。本当は「フィルムマネージャー」からデーターをテキスト出力してファイルメーカー・プロ上のフィルムデータベースにデータを移したいのだが、バグのためテキスト出力できないと言うとんでもない事態で、プリントアウトしたデータを手入力するという情けない事をしている。(後にCSVファイルに書き出せるようになった)
「カメラID設定」はカメラを買ったときにID設定するのに今まで3回起動した。「フォトファインダ」は起動すらしたことが無く、何に使うのか知らない。

ソフトはフロッピー4枚組なので、フロッピードライブが無いPowerBookG3には直接インストールすることが出来ない。イーサネットでつながっている別のMacにフロッピーのイメージコピーを作り。そのままイーサネット越しにPowerBookのHDにそっくりコピーしてからインストール作業をしてソフトの準備は終了。

次にまず「カメラオペレーション」を起動する。ソフトは起動するが2秒に1回マウスカーゾルが矢印から時計に変わり次に進まない。メニューバーの設定などのコマンドはグレーになっていて選択できない状態。ウィンドウのCPUアイコンの横の文字が半角の「モデム」になっているのが怪しいが、何しろ設定が選択できないので何ともならない。

取りあえず一度終了して、いろいろシステムの設定をいじくってみるが状態は変わらない。そこでもう一度起動して、contorolキーを押しながら設定を開いたらビンゴ!これで設定をモデムからプリンタに切り替えると、不気味な2秒ごとの時計は消える。
これで「カメラオペレーション」ソフトは何とか使えそうだ。

念のために「フィルムマネージャー」を起動してみる。こっちはなんの問題もなく起動し過去のデータを開いてみても、変わった挙動は示さない。そしていつものように「ツール」から「データ変換」を選んで、テキスト変換を保存しようとすると、いつものようにタイプ2のエラーで終了。
一瞬期待して損した、プンプン (-.-")凸。

ソフトが何とか使えそうなことを確認した後は変換アダプターの番だ。アダプターは¥10,000円くらいで市販されているから秋葉原に買いに行って、at my own risk でトライしてみるつもりだが、使えないプリンターも結構あるようなので、もしフォトセクリタレタリーが使えなかったらショックだ。




■KEYSPAN社のUSA-28

インターネットでUSB→シリアル(RS232C)変換アダプタを探すとKEYSPAN社のUSA-28がヒットした。これを扱っている国内代理店の(株)アスクのサイトを見つけて、早速「試験評価用に借してくれないか?」とメールして交渉したら貸し出しをOKしてくれたので購入前に試用することが出来た。

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KEYSPAN/USA-28

さて、USA-28に付いてきたCD-ROMからドライバーをインストールして、再起動後、USA-28のUSB端子をPowerBookの1(上)のUSBポートに繋いで、USB-28本体にMC-34をつなぎ、F5に接続する。

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カメラの電源を入れてから「カメラオペレーション」を起動したらあっさりカメラを認識してアイコンが現れる。

データの読み込み、消去もあっさり完了して終了。

ポート設定に関しては、メニューバーの「ツール」から「設定...」で選べるのは「モデム」と「プリンタ」の2種類だけです。(デフォルトの「モデム」になっているとカーソルが不気味な時計になって何もできないことは上記。)
「プリンタ」を選択している状態ではUSA-28の1番側のポートしか通信は出来ませんでした。

取りあえずは何も問題なくUSBからデータ入力が出来ることが確認できた。NikonはMacOS 8.0以上は正式にサポートしていないけど、私の使った限りでは7.5、7.6、8.1、8.5、8.6ともすべて同じでしたから、それほど重大な損傷を与えることは無いでしょう(もちろん僕は保証しませんよ^_^;)。

ただ一つの問題は「フィルムマネージャー」のポート設定のデフォルトが「モデム」になっていることで、これの切り替えにcontorolキーを押しながらやる方法を気づかなかったら結局は接続以前に挫折していたでしょう(取り説に書いてあったらごめんなさい。現在取り説がどこかに埋まってしまって‥‥^_^;)




■F90光を感じる

引き続き、新井隆浩さん作成のF90用データ読み出しソフト「F90光を感じる」を検証する。

USA-28のUSB端子をPowerBookのUSBポートに繋いで、USB-28本体にMC-34をつなぎ、F90に接続。「F90光を感じる」を起動して初期設定ファイルを開き、ポートを選択する。Nikon「フォトセクレタリー」と異なり「赤外線ポート」、「内蔵モデム」、「Printer Port USB」、「Key USBO P#2」と、ポートがすべて表示される。(さすが新井さん、ちゃんとインターフェースが出来てます!)

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ポートを「Printer Port USB」にした場合はUSA-28の1番側のポート、そして「Key USBO P#2」にするとUSA-28の2番側のポートで通信出来た。

データの読み込み、F90の設定なども問題なく出来て、あっけなくテストは終了。以前にトライしたPB2400cよりも簡単に接続することが出来た。

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そんな訳でKEYSPAN社のUSA-28を使えばUSBポートでも「F5フォトセクレタリー」、「光を感じる」の両方をPowerBookG3dで使うことは可能でした。iMacも恐らく同様に接続できると思いますので、迷っている方には少しは後押しになった思います。
「F5カメラオペレーション」も「光を感じる」もMac側のUSBはどこでも同じのようで、本体の1番2番以外に、キーボードの空きポートでも同じように認識しました。ターミネーターも不要だし、リセットも、特殊な認識ソフトも無しでホットプラグで使うことが出来るのでとても便利です。

ただし、NikonはMacOS用のF100用「フォトセクリタレタリー」は開発しないようなので、F100ユーザーは否応なくWindowsを選択しなければいけないでしょう。




■New Motion社のmini-Dock

このレポートをNiftyのSNIKONに掲載したところ、「F90光を感じる」の作者の新井隆浩さんから、「USB→シリアル変換アダプターにはもう1種類別の会社から出ている」とダイヤテック(株)が国内代理店となっているNew Motion社の mini-Dock を紹介されました。
さっそくこちらにも問い合わせのメールをして、互換試験のデモ機の貸し出しを要請し、テストをすることになった。

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New Motion/mini-Dock

mini-Dockのパッケージは本体とCD-ROMと英語のA4サイズ1枚の取り説のみ。CD-ROMからドライバーをインストールして、再起動後、mini-DockのUSB端子をPowerBookの1(上)のUSBポートに繋いで、mini-Dock本体のPort 1にMC-34をつなぎ、F5に接続。

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カメラの電源を入れてから「カメラオペレーション」を起動したがカメラを認識しない。一度カメラ側の電源を落とし、mini-DockのPort 2にMC-34をつなぎなおして試みるがこちらもダメ。

そこでふと「ドライバーの設定があるのでは?」と気付きコントロールパネルを開くと、やっぱりありました(^_^;)。KEYSPAN社のUSA-28はコンパネ設定は不要だったので、つい忘れました。
mini-DockのPortをそれぞれprinterとmodemのどちらかに設定してコンパネを閉じてから、printer側に設定したPort 1にMC-34をつなぎ、F5に接続して「カメラオペレーション」を起動したらカメラを認識。
データの読み込み、消去もあっさり完了して終了。
コントロールパネルの設定でPort 2にprinterを設定した場合も問題なく読み込めました。

よって、KEYSPAN社のUSA-28と同様に、(自己責任の上で)New Motion社のmini-Dockを使えばNikon「カメラオペレーション」はPowerBookG3'99上で使用可能です。




■「F90光を感じる」とmini-Dock

さらに「F90光を感じる」とNew Motion社の mini-Dock の組み合わせも試験する。

mini-DockのPort 1をprinter、Port 2をmodemに設定してPort 1にMC-34をつなぎ、F90接続する。

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まず「光を感じる(Ver1.0.0b7)」を起動して初期設定ファイルを開き、ポートを選択する。USA-28と同じように、赤外線ポート、内蔵モデム、Printer Port、modem Port と、ポートがすべて表示される。MC-34をつないだPrinter Portを選択して初期設定パネルを閉じる。

カメラの電源を入れてからデータの読み込みをしようとするが、フィルムのカーソルが出て来たまま動きが止まる。フリーズしたかと思うが、カーソルはマウスで動くのでしばし待つが反応無し。
しょうがないのでF90の電源を落とすと「チェックサムエラー」のアラートが出る。カメラを認識できないようだ。mini-DockのPort 2にMC-34をつなぎなおして試みるがこちらもダメ。

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とりあえず考えられる組み合わせは全て試してみたが接続は出来なかった。

よって、KEYSPAN社のUSA-28では使えた「光を感じる」が、New Motion社のmini-DockではPowerBookG3'99上では使用不可能であった。




■KEYSPAN社のUSA-28とNew Motion社のmini-Dockの比較

機能的な比較は今までのレポートを読んでいただくとして、最後にデザインや使い勝手の比較をする。

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mini-DockはG3ブルー&ホワイト(ポリタンと呼ぶ人もいるが)を意識した座布団スタイルのトランスルーセントな筐体を持つ。デザイン的にはこちらの方が一般受けしそうだ。
しかし、実際のサイズの大きさもさることながら、USB側のケーブルが四角の対角から出ているため、使用時には幅が広くなってしまう。しかも、接続するシリアルケーブルが二股に別れるため、設置場所によってはコードの取り回しがやりにくく、使い難くなるおそれがある。

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私は常に接続するような使い方はしないため、大きさが小さく接続時に場所を取らないUSA-28の方が好ましく思える。ただし、本来の互換性に関しては後から出て来たmini-Dockの方が機種が多いようだ。

KEYSPAN社のUSA-28は現時点ではプリンターはほとんど認識できないと言うショップのアナウンスがあった。そして、現在新しい機種を開発中で、現在のUSA-28は店頭在庫のみで新しく入荷はしていないようだ。
値段的にもmini-Dockは¥11,800円で売られているのに対し、USA-28は¥13,800円と高い。しかし、私の用途にはUSA-28の方が適しているので、入荷が不明なUSA-28の新機種を待つまでもなく大急ぎでUSA-28を購入した。



最後になりますが、今回テスト機材を快く貸していただいた (株)アスク様(KEYSPAN社のUSA-28)、ダイヤテック(株)様(New Motion社の mini-Dock)、そして「F90光を感じる」をフリーソフトとして公開されている新井隆浩さんに感謝をいたします。
「F90光を感じる」はvectorからダウンロード可能です。※2018/04/22:残念ながら現在はソフト公開はしていないようです。



■2018/04/22追記
今日のエントリは昔の「その他いろいろ」というコーナーから1999年の記事の復活です。恐らく今の読者には全く無縁の世界だと思うので、■続きはこちら■をクリックする必要は無いです。

まだフィルムカメラだった頃に撮影データをカメラから読み出すのに、いろいろと苦労をしたわけで、もうそんな苦労をすることは二度と無いだろうとは思うものの、せっかくの検証実験をしてページも作ったのだから、記録として残しておくことにします。ひょっとしてこれで救われる人も居るかも知れないしね。
画像は初稿の時の小さいサイズのままです。データ探すの面倒だし・・でもF5アニバサリーの写真とか、自分でもちょっと興味はある(笑)

■2018/05/02追記
予定通りに初稿の日付(1999/08/01)に移動しました。



by river_kingfisher | 1999-08-01 10:30 | PC | Trackback | Comments(0)