デジカメを使い始めて、かれこれ10年くらいになる。最初は
Apple QuickTake 150(何と、30万画素)から始まった。
その後幾多の遍歴の後、現在は鳥を撮るのにNikon D2XとバックアップのD2H、ちょい撮りとデジスコ(望遠鏡にデジカメを押し当ててコリメート方で超望遠撮影を行う)に
Fuji F11、普段の持ち歩きは
Kyocera SL400Rと携帯電話のCASIO A5403CA、そしてなんとなく手放せないNikon E990の、なんと6台体制である。
どれも使いこなすと言うほどには至らず、半分オートに近い状態でカメラ任せで撮影している。完全なカメ爺状態だ。
なことは、どうでも良くて、デジカメデータの保存の話である。
野鳥の写真を10年以上もやみくもにシャッターを押しているると、データがずいぶんと溜まってしまい、ハードディスクを圧迫することになる。(デジタル化する前は銀塩だったけど、フィルムスキャナーでデジタル化していた)
そこで当時まだ高かったCD-Rが焼けるレコーダーを購入して、データをCD-Rに焼いてバックアップしていた。
ところが、ある時古い画像をプリントしようと思って探したら、なぜか有るはずのCD-Rが無い。CD-Rは信用できないので同じものを2枚ずつ焼いているのだが、なぜか2枚とも無いのだ。
2000年に宮城県伊豆沼に4日間行ったときの画像が全て失われてしまったのだ。これははっきり言って大ショック。写真を撮っている人なら、撮影済みのフィルム(又はデータ)を失くしてしまった時の喪失感は分かっていただけると思う。
それが、昨日会社で古い資料を探すために、普段あまり使っていないMacを立ち上げてハードディスクの中をあちこち探し回っていたら、偶然にプライベートなデータを置いてある領域にその無くしたはずのデータが丸々出てきた。
当時使っていたカメラの記憶媒体である1GのMicroDiskから、OS9上でPCMCIAカードを使ってデータをHardDiskに転送するのに45分以上の時間がかかるため、伊豆沼から戻った日にやる時間が無く翌日に会社のMacで昼休みに行ったものが、そのまま消さずに残っていたようなのだ。
何たる奇跡! 511MByte336ショットのデータが戻ってきた。
早速USBメモリにコピーして持ち帰ってきたのだけど、欲しい画像はどうも探していたこの1枚だけみたい(笑)また、ハードディスクの肥やしが増えてしまった。
ちなみに、現在はデータ保管はHD2台とDVDの3重保管になっているので、消失の危険はかなり減っています。
■2018/06/29追記昔のサイトのCGIの日記データを復活したものです。