このエントリは2018/04/14 11:18に復活投稿されたものを、2018/04/21に初稿の日付に戻したものです。
■2018/04/14記載 銀塩カメラの時代から、フィールドスコープにカメラを押し当てて撮影するコリメート撮影は存在していた。その頃やっていた方は「写ルンです」等のレンズ付きフィルムを使っていたようだ。レンズ径が小さいために、スコープとの光軸合わせがやりやすかったのと、何しろお手軽だったからだろう。 時代が変わって、背面液晶でリアルタイムに撮影対象が見られるようになると、爆発的にスコープ利用の撮影方法が広まり、「デジタルカメラ+スコープ」を略した「デジスコ」が鳥屋の世界でブームになった。 僕もお手軽な押し当て法から始めて、色々なデジカメを使ってデジスコ写真を撮るようになり、カメラが変わるたびにカメラ固定方法を考える事になった。 今回のエントリは2003年10月に入手した京セラのSL300Rの為に作成した6代目デジスコシステムの記事です。本来は元祖から順番に復活していくべきでしょうけど、たまたま「Kyocera SL400R革張り」を復活したので、その流れでこれを・・・ 例によって適当な時期に初稿の日付に移動します。 Digi-Scope Vol.4(2003/11/17初稿) ■6代目デジスコ:Swarovski AT80HD + KYOCERA SL300R / 手持ちタイプ 僕のようにデジスコがメインではない撮影者は、どうしてもデジスコにのめり込む事は出来ない。とりあえず撮れればいいや!って感じだ。 なので、現在のデジスコの主力であるSWAROVSKI AT80HD + Nikon E990の5代目システムはある程度満足しているが、カメラの大きさや基本性能が最近の流れからかなり取り残されつつあるのを気にしていた。 しかし、僕は人と一緒は好きじゃないのだ。いくら**が全域ケラレが無い、と言われても、一緒じゃ嫌なのだ。それにスイバルじゃないデジカメは嫌いだし。 そんな時に京セラが流行のカード型デジカメでスイバルタイプのSL300Rを発表した。しかも、3.5コマ/秒の連射まで出来る。 仕事で出かけたビジネスショーで、発売前のβ機をいじくり回して購入を決定し、2003/10/18に新宿のヨドカメで買ってきて、さっそくデジスコ化を開始した。 SL300Rにはレンズ部にフィルターネジが無い。だから今までのようにフィルターネジを利用したカメラ固定は不可能だ。 そこで、まずはお手軽な手持ちタイプを試作する事にした。ベースは今は使っていない4代目のNikon E990手持ちタイプだ。 カメラ側のナイロンブッシュをむしり取って、代わりにSL300Rに合わせてポリプロピレンの薄板でホルダーを作る。ホットメルト接着剤で適当にやっつけで張り合わせてある。 SL300Rはお弁当箱のように直方体の筐体を持っているので、ホルダーを作るのもとても簡単なのだ。 アタッチメントとカメラが外れないように、黄色いナイロン糸をバネを伸ばしながら引っかけて取れないようにしてある。かなり適当だ。 ピント合わせが前のE990よりも液晶が小さいせいでやりにくいので、拡大レンズ付きのフードを使用している。E990用にNikonの製品を買った時に、間違えて小さいサイズを買ってしまい机の中に眠っていたのだ・・・。 とりあえず、これで手持ちで連射をしてなんとかやってますけど、やっぱりブレるんで、固定式を作らないとまずそう。手持ちでビッシッとした写真を撮っている人が一杯いるのに、やっぱ僕はヘタなんだろうねえ・・・。 引き続き、固定タイプも製作を開始しているので、そのうち7代目をこの次のページに紹介できると思う。 期待しないで待っていてください。 2003/11/16 いつものうちの近所のカワセミ 1/90sec, F2.8, 21.9mm, ISO200, Fine この日このカワセミ相手に70コマほど撮影したが、これが一番シャープに撮れていた。(でもクチバシは枝の向こう・涙) 顔部分の等倍ピクセルの切り出し。ISO200ですでにノイズが・・・ 2003/11/16 いつものうちの近所のカワセミ2 1/60sec, F2.8, 21.9mm, ISO200, Fine 上よりもこっちの方がブレが大きい。一見まともに撮れているようだけど、細かいブレが出ている。やはり手持ちでは無理があるのか・・・。 2003/11/02 トビ 1/250sec, F2.8, 16.4mm, ISO100, Fine 焚き火オフの参加者に見せる為に試写した時の画像。対象がこれしかいなかったんで、(^_^;) ■2018/04/14追記 僕はデジスコの前に長玉の世界にどっぷり浸かってましたから、今更お手軽と言いつつデジスコに血道を上げる気にはならず、あくまでもオマケ扱いでした。 なので、鳥観察メインのお出かけで長玉を持っていない時に証拠写真を撮るための手段という位置付けなので、カメラ本体はなるべく胸ポケットに入る小さい奴で、アタッチメントも鳥観察に邪魔にならない物を狙ってました。 それだからSL300Rを見た時は「これはベスト!」と思ったのですが、何しろ画質がよろしくない上に電池が保たない。使えない奴でした・・・
by river_kingfisher
| 2003-11-17 12:00
| カメラ
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