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2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝

2003/03/15〜16 軽井沢・温泉鳥見 Page-2/2(2003/03/28初稿)


■2003/03/16(日曜日):早朝■

朝6時に腕時計のアラームで起床。普段は嫁さんに起こして貰うのに、こんな時はサクッと一人で目が覚める(^_^;)。
昨晩のうちに売店で買って置いたカップヌードル(シーフード)をポットのお湯で作って朝食代わりにする。窓の外はまだ薄暗い。

食べ終わったら荷物をまとめて、一人寂しく野鳥の森に向かう。嫁さんはもちろん寝ている。フロントで車の鍵を受け取る時に「今日は寒いですよ」と言われる。
外に出ると、確かに寒い。車の温度計はマイナス7度。車のフロントガラスはバリバリに凍っていて、霜を落とすのに少し時間をロスする。

昨日と同じ餌場に着くと、今日も一人っきり。日曜だから他にも人が来るかと思ったのでちょっと以外な感じだ。
昨日夕方に帰る時にはまだ餌が一杯乗っていた餌台の丸太の上は、一晩で綺麗に餌が無くなっていた。夜の間に獣がやって来て食べていったのだろう。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17384473.jpg
Nikon D1, Ai AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED(400mm)
1/500, F5.6, ISO200, Raw, Trim


シジュウカラとコガラは相変わらずひっきりなしにやって来ては、餌台の下に落ちている粟を見つけて食べている。

ゴジュウカラもやって来て同じように地面の餌を探していた。
しかし、ゴジュウカラってクチバシが上向きに付いてますねえ。ひょっとこ面とでも言うんでしょうか。カワイイ奴です。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17422384.jpg
Nikon D1,Ai AF-S Nikkor 600mm f/4D
1/1000, F4.5, ISO200, Raw, Trim


ゴジュウカラはやはりこのポーズの方が様になっている。
しかし、フィルムスキャナーの調子が悪くて暗い色調の部分がぜんぜん読めてない。調整に出さなければいけないけど、出しに行く時間がない・・。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17453555.jpg
Nikon F5, Ai AF-S Nikkor 600mm f/4D + TC-14E(840mm)
1/200, F5.6, RDPIII, Trim


オオマシコのさえずりが聞こえるのだけど、姿が見えない。すぐ近くの梢にいるようなのに全然見えない。昨日と同じようにそのうち降りてくると期待したが、そのまま声は遠ざかってしまう。

僕の地元でもカシラダカは見ることが出来るのだけど、軽井沢で見る個体の方が模様がクッキリとしている感じがする。お腹の白が汚れていないせいか?(^_^;)

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17474419.jpg
Nikon D1,Ai AF-S Nikkor 600mm f/4D
1/1000, F4.5, ISO200, Raw, Trim


コガラはちょこまかとかわいい。
手のひらにヒマワリの種でも乗せてやれば、直接食べそうな雰囲気だったけど、持ってなかったので残念。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17482902.jpg
Nikon D1,Ai AF-S Nikkor 600mm f/4D
1/1250, F4.5, ISO200, Raw, Trim


遠くからカケスのジェージェーと言う鳴き声が近づいてくる。少し離れた松の枝の中に潜り込んで鳴き続けている。ちょっとうるさい。
姿をちゃんと現してくれれば写真を撮るのに、逆光の枝の中では何ともうるさいだけの存在。

零下の気温で見ると、見慣れたホオジロも普段とは違って見える。やはり羽毛を立てて暖かくしているのだろうか?

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17493905.jpg
Nikon D1,Ai AF-S Nikkor 600mm f/4D
1/500, F4.5, ISO200, Raw, Trim


カワラヒワまでなんだかカッコ良く見えてくる。黄色が鮮やかだ。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17495443.jpg
Nikon D1,Ai AF-S Nikkor 600mm f/4D
1/500, F4.5, ISO200, Raw, Trim


ニーニーと鳴きながらやって来るのでヤマガラはすぐに分かる。どうも僕の世代はおみくじと重なってしまうんだけど、、、、。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17513187.jpg
Nikon D1,Ai AF-S Nikkor 600mm f/4D
1/640, F4.5, ISO200, Raw, Trim


お腹も減ってきたし、そろそろ引き上げようかと思っていたら、ベニマシコがやって来た。だんだん近づいてきたので、昨日のオオマシコのようにバッチリ頂き!と思っていたら、もう少しのところで突如何かに驚いて飛び去ってしまう。
さっきから少し離れた枝でうるさく鳴いていたカケスが近くに飛んできたのだった。迷惑な奴だ。
ガッカリしながら目の前のヤブの中で動くカシラダカをよく見たら、ありゃ、ベニマシコだ。

でも、さっき飛び去った個体より赤が薄く地味なので、♀と思いながらも「証拠写真だけでも撮っておこう」と3コマほどレリーズ。結局ヤブの中から出てこないままいなくなってしまった。

現像が出来てからルーペで見てビックリ!、♀だと思っていたが♂でした。でも、尾羽がすれて短いので変ですね。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_17515595.jpg
Nikon F5, Ai AF-S Nikkor 600mm f/4D + TC-14E(840mm)
1/160, F5.6, RDPIII, Trim


■3/16に軽井沢・野鳥の森で見た鳥
  1. トビ(F)
  2. キジバト
  3. コゲラ(S)
  4. コガラ
  5. ヤマガラ
  6. シジュウカラ
  7. ゴジュウカラ
  8. ホオジロ
  9. カシラダカ
  10. アトリ
  11. カワラヒワ
  12. ベニマシコ
  13. オオマシコ(S)
  14. カケス
  15. ハシボソガラス(F)




■2003/03/16(日曜日):軽井沢観光■

もう帰ろうかと思っていたけど、ベニマシコが出たからそのままズルズルと居続けたら、9時頃になってやっと他にも観察者が現れた。やはり他に人がいると自分のリズムで撮影できないので、予定通り朝ご飯を食べに戻る事にする。

いよいよ2003年8月で取り壊される星野温泉リゾートホテル。新しい建物は2005年からの操業と書いてあったような・・。今ははっきり言ってぼろいホテルです。でも、軽井沢の由緒有るホテルはどこもぼろいですけどね。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_18040842.jpg

このホテルは朝食の時間の幅が7時〜11時と広いため、朝食前に鳥見をする事が出来るのがうれしい。なにしろうちの嫁さんは早起きは嫌いだから、一緒に朝ご飯を食べるのは苦労するのだ。
そしてチェックアウトは12時。これもAlcedo家のようにホテルでダラダラと時間を過ごすのが好きな人にはとても嬉しい。

星野温泉のシンボルのフクロウは移築されずに取り壊されるそうです。
欲しいという人もいたそうですが、降ろすのだけでも100万単位でお金がかかるので、結局壊してしまうらしいです。
かなりでかい物ですね。こうやって見ると。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_18062527.jpg

新しい建物にもフクロウ君が乗っかるのかどうかは聞き忘れました。日本人はこういうのが好きだからきっと乗っかるんでしょうねえ。

ホテルの庭の池にいるカナダガンは人の姿をみると大急ぎでやって来て「エサをくれ!」とせがみます。
そして、他の鳥(マガモ・カルガモ・コクガン コクチョウ)がエサを貰おうと寄ってくると、すごい勢いで蹴散らして、エサを独り占めしようとするわがままな奴です。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_18070895.jpg

それに比べると、このコクガン コクチョウはカナダガンに遠慮しながら控えめにエサをねだるので、嫁さんの同情を引いて、かえって沢山クッキーを貰ってました。何事も控えめが肝心と言うことか。
ところで、マガモ・カルガモは飼われているんじゃなくて自然物だと思うけど、どうなんでしょうね?

この後、せっかくだから塩壺温泉ホテルまで行って、ロビーでお茶を飲みながら明神池に来る小鳥たちを観察。イカルはここでしか見ていないです。

■塩壺温泉で見た鳥
  1. イカル
  2. コゲラ
  3. シジュウカラ
  4. コガラ


帰りはせっかく軽井沢に来たのだから、ドライブを兼ねてぐるっと回り道する事に決定。
山を登って白糸ハイランドウェイに入り、白糸の滝を見物する。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_18221218.jpg

最初にこの光景を見たときは、「滝はどこにあるんだ?」と思っちゃいました。まるでダムの放水路みたいな感じだし。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_18221633.jpg

「これは滝じゃなくて堰でしょ。で、滝へ行く道はどこなの?」とまわりを見回すと、皆さんこの放水を見ている。横にある看板を見て初めて「これが滝?」となったのでした。

でも、よく見るとなかなかすごいです。人工じゃないのに、この一直線の滝口。嫁さんと「ミニ・ナイアガラ」と名付けました(^_^;)。

2003/03/16 野鳥の森・白糸の滝_e0183106_18222093.jpg

この後はしょぼしょぼと雨も降り始め、ミーハーな我々は万平ホテル(ここも由緒有るけどぼろい)で「ジョンが好きだったミルクティー」とランチを食べて帰りましたとさ。


■2003/03/29追記
コクチョウをコクガンと誤記しているのを訂正

■2018/04/04追記
万平ホテルの「ジョンが好きだった…」はこの頃は万平ホテルのサイトにも、メニューにも載ってましたが、著作権の関係か今は載ってません。
星野温泉リゾートホテルはこの後「星野リゾート」として大変身して、この頃のボロいホテルのイメージは全く有りません。



■表紙はこちら



by river_kingfisher | 2003-03-16 12:00 | 野鳥 | Comments(0)
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