1/20 Kingfisher Park〜Cassowary House

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カモノハシはどこだ?(20 Jan.2001)

7:00に起床。ぼ〜〜〜っとした頭で荷物を適当にまとめて、紅茶を入れてベランダで飲む。朝ご飯はどうしようか?ここの朝ご飯システムを良く聞いておかなかったのは失敗だ。
オーナーはまだ来ていないようで、事務所には人気が無い。事務所脇に置いてあるサービスのクッキーを数枚貰ってきて、紅茶で食べながら昨日と同じ顔触れの水場の鳥を見る。Emerald Dove(キンバト)が芝生をウロウロしている。

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Buff-breastedの巣のあたりも見てみるが姿は無い。しかし、夜中にノドが渇いたときに冷蔵庫の氷水を一気飲みしたのはまずかった。今日は朝から下痢気味だ、トホホ。Rainbow Lorikeet(ゴシキゼイガイインコ)が現れた。

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8:00になったが未だに誰も現れない。朝早く出発したい人がいたらどうするつもりなんだろう?
しかし、水場には見慣れた鳥はやって来るものの、常連は決まっているようで、目新しい顔は現われない。

8:30にやっとオーナーが車でやって来た。カモノハシがいる場所を聞いて見に行ってみる。果樹園を越えた敷地の一番下手に流れている川に現れるとのこと。
川に着いてみたら5mくらいの巾があるし、流れも思ったよりも急で、とてもカモノハシが出て来ても見つけられそうもない。
一応川面で出る前兆という泡に注意していたら、Spectacled Monarch(メンガタカササギビタキ)が現れた。すかさず写真を撮る。

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すぐ後ろではOrenge-footed Scrubfowl(ツカツクリ)ががさごそやっている。
9:00まで粘ってからあきらめて戻ると、オーナーが「朝ご飯を食べるか?」と聞くので食事にする。ここもRed Mill Houseと同じようにこのおじさんが食事を作ってくれる。これがオーストラリア風なのか?



Buff-breasted Paradise-Kingfisher 2
自室前のベランダで朝食のトーストを食べていたら、目の前5mの所をBuff-breasted Paradise-Kingfisherが通過!!美しい。
9:28 またも目の前を通過。右の方から巣のある林に向かって飛ぶ。
9:31 何かが目の前の芝生に降りたと思ったら、なんとBuff-breasted!小さな虫を捕まえると、すぐ目の前の枝に止まる。

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こうなるとさすがに悠長に構えてはいられずに、あわてて部屋に戻りカメラを鳥に戻り、5〜6コマ撮したところで飛び去る。曇り空であまりシャッター速度が稼げないので、やはり辛いなあ。

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9:42に今度も右から左に通過。しかも今回はベランダの屋根の下、朝ご飯を食べているテーブルの端を通過していく。ほんとに手を伸ばせば尾羽がさわれそうな近さにもう、呆然・・・・
そいつはすぐに戻ってきて、先ほどの枝に止まる。カメラを取ろうと思ったら、もう1羽現れて同じ枝に止まるが、すぐに2羽とも飛び去る。写真は撮れなかったけど、一度に2羽のBuff-breasted Paradise-Kingfisherを、ほんの間近で見ることが出来て、とても嬉しい。

あまりのロケーションの良さに、しばしクランダに出発する予定を忘れる。しかし今朝は曇っていてシャッタースピードは遅い。D1は当然ISO1600にセットしてあるが、F5.6はつらい。
もうちょっとガンバルかと、600mmとF5も出してきて、ISO1600のプロビアを詰める。しかし、スタンバイが出来るとあっさりBuff-breastedの出現も止まる。こんな物なんだよね。

10:30に後ろ髪を引かれつつKurandaに向かって出発。昨日教えて貰ったGreat Bowerbird(オオニワシドリ)のアズマヤをもう一度見ながら移動。

11:00 Mount Molloyを通過。

12:15にLake Michellで小休止。双眼鏡で水が少なくなった湖を見ると、かなりの数の鳥がいるのが見えるが、かなり遠いので識別に苦労する。取り付け道路は無さそうなので、道路から観察するしかないからスコープは絶対に必要だ。

Sacred Ibis(オーストラリアクロトキ)
Royal Spoonbill(オーストラリアヘラサギ)
Australian Pelican(コシグロペリカン)
Comb-crested Jacana(トサカレンカク)
カモ類
ウ類
Whistling Kite(フエフキトビ)

近いところにいた鳥と特徴がはっきりした鳥は識別できたが、遠くの鳥は識別不明。Whistling Kiteが見えた範囲に8羽地上に止まっていた。



Mareeba周辺(20 Jan.2001)
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Mareebaの町を過ぎた先のGranite Gorgeに行ってみようと思ったが、道に迷う。後で考えてみたら迷ったのではなくて正しい道を走っていたようだが、単に何も無いため心配になってもう少しのところで戻ったというのが正解のようだ)。
ちなみにGranite Gorgeに何が有るのかは知らない。事前に情報を貰った人の地図に○が打ってあったから、何かあるだろうという安直な発想で目指しただけ。

■2001/05/08追記
愛知の柿本さんから早速Granite Gorgeの解説のメールが来ました。ここはマリーバ・ロック・ワラビーという小型カンガルーの生息地なんだそうです。ひょっとすると前ページに出てくる小型のカンガルーの事じゃないかな?もっとしっかり名前を聞いておけば良かった。更に後日談:違うようです。


お腹が減ったのでMareebaで昼食。レストランと思って入ったら、どうも賭けの場外馬券売り場のような変な店だった。しょうがないからビールとチキンサンドイッチ。
お客はモニター画面の競馬(だったような気がするが自信なし)を見ながら、テーブルの上にある申込用紙になにやら書き込んで窓口に持って行っていた。

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画像は10月のケアンズエントリから借用

この後Nadellos lagoonに行ってカモノハシに再チャレンジしようと思ったが、またもや道を間違えて、いつの間にか道標の行き先がGranite Gorgeになっている。さっきの迷走を思い出し、いやな予感を信じて戻ることにする。
途中で道路脇の木の上に大きな鳥が数羽止まっている。猛禽類は放っておけないので、すかさず停止。

双眼鏡で覗くと猛禽ではなくばかデカイ真っ黒なオウム。Red-tailed Black-Cockatoo(アカオクロオウム)だ。とにかく大きい。鳴きながら何羽かが合流して飛んでくる。尾羽を広げると付け根の真っ赤な部分が出てくるので、それが透けてきれい。

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他にも猛禽がいたが、遠くて識別不能だ。
道路にカンガルーの轢死対が有り、トビ類がたかっていたが、車が近づくと飛び去った。

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Mareebaに戻る少し手前に戦争博物館があるというのをウェッブで見つけて有ったので、そこに寄ってみる。道路の脇に黄色く塗った戦車があるのですぐに分かった。

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入っていくと駐車場の脇にかまぼこ型の大きな格納庫があり、駐車場には客の車は一台もない。展示品はかなりよぼよぼになった戦車や航空機らしい。格納庫はドアもないので中の朽ちかけた展示が見える。

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入る気がなくなり、入り口の看板代わりの戦車によじ登る少年たちを写真に撮ってKurandaに向かう。

Kurandaの入り口の道路標識を見つけたので、一応後学のために寄っていく。ここはケアンズ観光では落とせない観光地らしいのだけど、僕は全く興味が無い。時刻は14時過ぎで雨期のシーズンオフで有るためか、閉店しているお店もあり、日本人とおぼしき観光客が歩いているが、人数は少ない。
車でぐるりと一回り回って、別に買い物をするつもりもないのでそのまま1号線に戻り、バロン川方面に下る。

今晩泊まる予定のCassowary Houseの住所を頼りに探すが、見つけられない。そうこうしているうちに峠を越えて見晴台に着いてしまう。これは間違いなく行き過ぎているのでUターンして戻る。
どうにも見つけられそうもないので、水陸両用車でバロン川ツアーをやっている所に行って、土産物を売っているおばさんに聞いたら簡単な地図を書いてくれた。これは分かんないわ。


Cassowary House(20 Jan.2001)
Kurandaに向かって橋の手前を右に曲がり、そのまま川沿いに登っていくとかなり走ったところの左側に小さな看板が出ていた。入り口のゴミ箱に犬の絵が描いてあるのは目印にはならないだろうなあ。

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この時の略図を元にちゃんとした道案内地図を描こうと思っていたが、略図をなくしてしまったので記憶の薄れてしまった今となってはもう描けません。残念。

■29May.2001追記
やっと英語の写真のページが完成したので、見てもらうために連絡しようと、久しぶりにCassowary Houseのサイトを覗いてみたら、一新してました。判りやすい地図もあるので、これをプリントアウトしていけばバッチリでしょう。(私が「サイトに地図を載せろ」と言ったの効いたのかも知れない^_^;)。


その道を入って行ってからも道は二股に分かれる。ここにも案内板が有るのだが、これがまた分かりにくい。案内板の下にわざわざ白ペンキで右矢印が描いてあるし、右の方が車のわだちが濃いのでそっちに行ってみる。

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しかし、右は川に降りる道で、うっかり降りると戻れなさそうな急な坂。降り口まで行って「これは違うなあ」と戻ったらやっぱり左だった。

そのまま進むと1階がガレージの建物が見え、そこが客室。車を止めると女性が現れた。

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彼女がホストのSue Gregoryさんらしい。挨拶をして2階の部屋を見せて貰う。

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その後で坂を少し下った母屋に案内して貰う。

母屋は坂を利用した建物で、玄関は2階から入るようになっている。
バロン川を木立から透かして見えるテラスの下は、噂に聞いたAustralian Brush-turkeyなどが残飯を食べに来る場所らしい。
テラスに座ってコーヒーを頂きながらPhilさんとSueさんと話しをしていると、さっそく現れたのが真っ黒い鳥。
「あれがそうよ」と指さされ、3mも離れていない枝にいるVictoria's Riflebird(コウロコフウチョウ)の♂にしばし呆然とする。
すぐに♀もフィーダーにやって来てフルーツをつつき始めた。
今は繁殖期ではないので、あの特徴のある翼をメスに向かって交互に広げる仕草は見られなかったが、こうもあっさりと見られるとは思っていなかったのでビックリする。
例によってこう言うシチュエーションの時はカメラを用意していないので、「ま、次が有るだろうからいいや。」と思っていたが、いつものように次のチャンスは結局なかった。
Riflebirdが見られたのはこの時だけ。1泊しかしなかったのだから、ちゃんと見られただけでも良しとしよう(と、負け惜しみ)。



Southern Cassowary(20 Jan.2001)
話をしていたら「Cassowaryが出ている」とSueさんがキッチンから外を見ながら言う。
玄関から外を見ると、客室と母屋の間の庭にSouthern Cassowary(ヒクイドリ)Casuarius casuarius がいる。しかもまだ茶色いヒナも連れている!
Riflebirdの時は平静を装っていたが、さすがに親子連れのCassowaryを写真に撮らない手はないから、あわてて「外に出ても大丈夫かな?」と聞くと、「走ったりしなければ大丈夫だよ」と教えてくれたので、ゆっくり歩いて車に戻り、カメラを出して戻る。





Nikon D1, Ai AF VR Zoom-Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6D ED(400mm)
1/13s, f/5.6, ISO100, RDPII



おどかさないように静かに写真を撮る。しかし、相手は間近な上に巨大。標準レンズが欲しかった!しかもこっちは焦っているから、スポット測光のまま、トホホ。ほとんどのコマが露出オーバーになってしまった。

カメラを向けていると、親が急に近づいてくる。はっきり言ってこの顔で近づかれると、非常に怖い。あわててバックするが後ろは生け垣。一瞬パニックになりそうになったが、玄関でバナナを差し出すSueさんの方にヒナが歩き出すと、親もそちらに移動。助かった。

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後でSueさんにその事を話したら、違う場所の話らしいが、Cassowaryに蹴り殺された人がいるらしい。その人は逃げ場のない隅に追い込まれてしまい、お腹を切り裂かれてしまったそうだ。ゾ〜〜〜ッとした。
僕の英語力が足りなくて、ひょっとすると勘違いしているかも知れないが、確認したから間違いないと思う。

Cassowary親子は母屋の下側に回った後、川の方に降りていった。
旅行の最後にKurandaのこのCassowary Houseを入れたのは、Victoria's RiflebirdとSouthern Cassowaryを見たかったからなのだが、これほど到着直後にあっさりと見れてしまうとは思わなかったので、少し拍子抜けしてしまった。
家の中にはラブラドールレトリバーのボッキー君がウロウロしている。

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彼は一人では外には出して貰えないそうだ。理由は彼の方がCassowaryに怪我をさせられる(と聞き取れた)からとのこと。
やはりCassowaryは顔が怖いだけではなさそう。子連れのCassowaryに近づくのは止めようと決意した。



Cassowary House 2(20 Jan.2001)
またテラスに戻ってPhilさんと話をする。ここにも前もって「カワセミフリークだ」とメールしてあったので、話しはカワセミ類の話になる。

Philさんが主催するSicklebill SafarisはPapua New Guinea方面を専門としたバードウォッチングツアーを行っているようで、New Guineaの地図を広げて、「ここでこんなカワセミ類が見られる」、とレクチャーしてくれる。

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上はそのツアーのパンフレット。

3カ所ほど回れば20種類は堅そうな口振りに、かなり心が揺れ動かされる。彼らのツアーは通常3週間くらいの日程らしいが、あえて10日間くらいの日本人向けを頼むと、ケアンズ出発で400〜500US$(¥50万円くらい)になるとのこと。

「宿が良いホテルになるので、宿代とAir代にコストがかかるのだ」と苦笑いしていた。有る程度人が集まればツアーを作っても良いとのこと。どなたか「行ってみたい!」と言う人がいたら、私に連絡して下さい。日本からのAir代込みで¥50万円くらいのツアーを企画してみたいと思ってます。

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Spotted Catbird ミミグロネコドリ

さて、一度荷物を部屋に運び込んで、また母屋のテラスでフィーダーに寄ってくるSpotted Catbird(ミミグロネコドリ)、Macleay's Honeyeater(シラフミツスイ)などを見ているうちに夕食の時間。

スープとエビのココナッツクリーム煮などの美味しい食事。テラスの下にはおこぼれを貰いにOrenge-footed ScrubfowlやRed-necked Rail(ミナミオオクイナ)ネズミのような小型のカンガルーが動き回っている。
食後のフルーツも食べかすはドンドン下に投げ捨てて処理班にまかせてしまう。

明日は12:40のフライトなので、あまりゆっくりは出来ないと話して、朝一番の探鳥ポイントを教えて貰う。
少し下流方向に行った林の中でLovery Fairywren(ムナグロオーストラリアムシクイ)を見ることが出来るかも知れないとのこと。それをトライしてみるということで話が決まる。

オーストラリアのカワセミ類の写真集が有ったので、どこで買えるか教えて貰う。ケアンズに帰る途中のショッピングモールに有る本屋に有るらしい。しかし、翌日のフライト時間とモールの開店時間を考えると、買う時間は無さそう。

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KINGFISHERS & KOOKABURRAS / DAVID HOLLANDS
ISBN 187633432-0 / (COLLINS BOOKSELLERS A$43.95)

その事に気付いたPhilさんが、「それではこれを売ってあげよう。実はこの後来る日本人のお客さんのために買ってあったのだが、私はまた買いなおせるから。」と譲ってくれた。非常に嬉しかった。

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ついでに「オーストラリアの鳥の鳴き声のCDも欲しいのだが?」と聞いてみると、ラッキーなことに在庫が有るという。ケアンズまで買いに行く必要がなくなり、これも嬉しい。

21:00部屋に戻りシャワーを浴びて、いつものようにD1の画像データをPowerBookに移してから寝る。



■2001/1/20に見た鳥
  1. Southern Cassowary(ヒクイドリ)
  2. Orenge-footed Scrubfowl(ツカツクリ)
  3. Australian Brush-turkey(ヤブツカツクリ)
  4. Red-necked Rail(ミナミオオクイナ)
  5. Laughing Kookaburra(ワライカワセミ)
  6. Buff-breasted Paradise-Kingfisher(シラオラケットカワセミ)
  7. Forest Kingfisher(モリショウビン)
  8. Emerald Dove(キンバト)
  9. Red-tailed Black-Cockatoo(アカオクロオウム)
  10. Rainbow Lorikeet(ゴシキゼイガイインコ)
  11. Sacred Ibis(オーストラリアクロトキ)
  12. Royal Spoonbill(オーストラリアヘラサギ)
  13. Australian Pelican(コシグロペリカン)
  14. Comb-crested Jacana(トサカレンカク)
  15. Whistling Kite(フエフキトビ)
  16. Spectacled Monarch(メンガタカササギビタキ)
  17. Lemon-bellied Flyrobin(レモンオリーブヒタキ)
  18. White-breasted Woodswallow(モリツバメ)
  19. Macleay's Honeyeater(シラフミツスイ)
  20. Yellow-spotted Honeyeater(コキミミミツスイ)
  21. Spotted(or Black-eared) Catbird(ミミグロネコドリ)
  22. Green Figbird(メガネコウライウグイス)
  23. Yellow Oriole(キイロムクドリモドキ)
  24. Metallic Starling(オナガテリカラスモドキ)
  25. Black Butcherbird(クロモズガラス)
  26. Victoria's Riflebird(コウロコフウチョウ)

■2001/1/20(8日目)の走行距離207.3km

■ケアンズ方面全体の地図 (35KB 265×500piexl)はこちら

■続きはこちら、表紙はこちら



by river_kingfisher | 2001-01-20 12:00 | 野鳥 | Trackback | Comments(0)
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