トランプ大統領の特定国からの入国禁止令に、メディアはこぞって反対意見を出しているように思える。少なくとも賛成意見は積極的には取り上げない。
僕はあの大統領令に諸手を挙げて賛成はしないけど、ショック療法としては悪く無いと思っている。
世の中は何かと言えばグローバル化と称して異文化を取り入れる事を推奨するが、うっかりするとそれは伝統文化の破壊に繋がる。
目を転じてみれば、我々日本人は便利さと引き換えに沢山の文化を失ってしまった。逆に、忘れられて辛うじて生き残っていた物に光が当たって、観光の目玉になっていたりする事に思い当たる。
行き過ぎたグローバル化は文化を破壊すると言う事を、しっかりと肝に命じておくべきだろう。
すでに仏像の破壊や文化財への毀損などにより、グローバル化の弊害ははっきりと形になって現れている。でも、僕が怖いのは除夜の鐘がうるさいという苦情で、鐘撞を止めるなどという、一見文化破壊に見えない文化の侵食だ。
アメリカではメディアを中心に“Merry Christmas"は使えなくなって、“Happy Holidays"などの様にキリスト教に繋がらない言い回しをしいられる様になって来ている。
これが文化の破壊でなくてなんなんですかね?