鳥眺豚

閉鎖した昔のサイトの復活ページです。(元稿は2004/11/28に投稿、2016/07/27に復活、その後元稿の日付に移動)



リベ郎を8年ほど乗った時に、嫁さんが「あんた、定年まで後8年ちょっとじゃない。リベ郎はまだまだ走るけど、例えばあと2年乗って買い換えたら、次の車を乗り始めて6年で定年だよ。定年でキャンピングカーに乗り換えるなら、そろそろ変えたほうが良いんじゃないの?」とおっしゃる。
まあ、そうなんだけど、別にリベ郎で満足してるしなぁ・・・

なんていう日々を過ごしていた2004年9月23日(木)秋分の日、ベランダのブドウの剪定も終わって、少し遅めのお昼ご飯にカレーライスを食べている時に、嫁さんが新聞のチラシを引っ張り出して「小さい車だったら安いんだよね~」と言い出した。

どれどれとそのチラシを見ると、確かに安い。こんなに安いなら2台買おうか、と言うくらい安い。
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ちなみに嫁さんは旅行に行った時にレンタカーで良くこの車に当たるらしいので、この車にはなじみがあるようだ。

んでも、4駆じゃないし、後ろで寝られないし・・・と思ってチラシを眺めていたら、有りました!4駆で後ろで寝られるのが。トリビュートXLイモビライザー付きで159.8万円!
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安いじゃない?と思いつつチラシの文字を読むと、小さく2WDと書いてある。こんなSUVデザインで2WDなんてサギじゃないか!と思いつつ、嫁さんの嬉しそうな顔を見て、「冷やかしに行ってみる?」と聞いてみる。




・・・・・20分経過・・・・・




やって来ましたマツダ展示場。

手ぐすね引いて待っているセールスのお姉さんは、頼りにならない感じだけど、一生懸命説明している。とりあえず嫁さんを運転席に座らせて、「車高が高いから大きく見えるけど実際のサイズはそんなに変わらないんだよ~。それより見晴らしが良いから運転しやすいんだぜ。」と説明して、自分は後部座席をたたんで横になれるかどうかをチェック。

後部座席を簡単に外して、横になって寝た時に頭がつかえないかどうかをチェック。さらに完全なフルフラット状態になるかも重要なポイント。 車内で起きあがっても屋根に頭がつかえないことも大事だ。ここで頭がつかえると、雨の日に車内でカップラーメンを食べるのに、かなり苦しい姿勢を強いられるのだ。
これらのポイントをチェックし終わったら、さっさとお店に入ってオプションの選定に入る。オプションを決めないと値段が出せないからね。

日曜に伊良湖で鷹待ちをしている時にforestさんにDVDナビの話を聞いておいたから、ポイントを抑えた質問をするのだが、お姉さんの返事はかなりあやふやなだ。ま、あまり気にせず適当に聞き流しながらサクサクとオプションを選んでいく。嫁さんはバックモニターを希望する。ワシの希望はDVDとETC以外は窓のひさしとフロアマット等のささやかな物だけ。しかもほとんど愛車セットに含まれてしまっている。

さあ問題の値段は?
お姉さんはチェックした伝票を持って階下の事務所に駆け下りていく。


その間に嫁さんと見積価格の予想を行う。

チラシに書かれた値段は2WD仕様で159万8千円。価格表によるとその仕様は定価197万4千円らしいので、チラシ価格は19%OFF(37万6千円引き)である。
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実際にはそれに登録料・税金等が30万円ほどかかるので、支払い価格は190万円ほどのはずだ。

それに対して僕の希望の車種は4WD仕様なのでチラシ仕様に16万アップ。DVDナビ/Backモニターその他でTL240万円くらいになりそうだ。これを20%OFFで192万円にして、諸費用税金30万を足すと222万だから、220万が攻防の山になるだろう。
それをどこまで値引くか・・・


・・・・・5分経過・・・・・



プリントアウトを持ってセールスのお姉さんが戻ってきた。
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見積もりスペース 定価の積み上げは予想通りで、DVDナビ/Backモニター16万+ETCその他3万+愛車セット12万+消費税12.5万+登録諸費用29.4万等々で、TL定価¥285.5万になる。

税金と諸費用の42万弱はちょっと予想外で、実はたじろぐ。この部分は政府に払うお金を立て替えるだけだからディーラーは値引き対象には出来ないからだ(細かく言うと消費税は値引きによって多少変動するが・・)

お姉さんは¥285.5万円のTLを見せながら「おいくらなら契約して頂けるでしょう?」と困った顔をしながら聞いてくる。

最初は定価だけを見せて、こちらの反応を見て値引きを行う作戦なのか・・・・


これは最初にガツン!と叩いておいた方がよかろう。


「私は車に200万円以上払う気はしない。このチラシの車にDVDナビを付けて諸費用込みで180万円なら即金で払う気で来たのだ。」と厳かに話す。


クールだ・・・



ちなみに今乗っているALCEDO号のリベ郎は8年落ちで査定価格はマイナスである。(恐らく現時点で三菱と言うだけで、新車同様でも査定価格は・・・)(※2016/07/27注記:当時も三菱はリコール隠しで叩かれていた時期です。懲りない会社ですねぇ〜)

泣きそうな顔をして、お姉さんは階下の店長のもとに走っていく。


・・・・・5分経過・・・・・



嫁さんと「まあ220万ならいいかなあ・・」などと話していると、またヒールを鳴らしながら駆け戻ってくる。

「200万以上払いたくないと言うお気持ちは分かりますが、定価がこれなのでどうしても無理です。ぎりぎり、これでお願いできないでしょうか?」と、手書きで220万と書いた見積りを差し出す。

ん、まずい。さっきの会話をどこかで聞いていたのか?


オマエはCIAか??



一瞬ひるむが、ここで弱みを見せてはいけない。(横の嫁さんは、「これで決まった」と思ったんだそうな。)
予想決着価格¥220万円ぴったりの回答を出されてたじろぐ僕。しかし、ここで簡単にOKを出してしまっては男が廃る。

「220万ですか・・・・(と渋い顔でつぶやく)」









2004年9月23日(木)秋分の日の午後4時頃

予想決着価格¥220万円ぴったりの回答を出されてたじろぐ僕。しかし、ここで簡単にOKを出してしまっては男が廃る。

「220万ですか・・・・(と渋い顔でつぶやく)」



(この間沈黙約20秒)



僕は無言でいきなり220万円と書かれた伝票の220の数字に二本線を引き、余白に「210万円」と書き直し、さらに横に電話番号を書く。

「即金で¥210万円で手を打ちましょう。しかし、即答は無理でしょう?ここに私の自宅の電話番号を書くから、いい返事を聞かせてください。」と席を立とうとする。

彼女はまたしても泣きそうな顔をして階下の店長のところに駆け去ったのだった。


・・・・・5分経過・・・・・



泣きそうな顔をして駆け下りていった彼女が、硬い表情で戻ってきた。
「210万円でやらせて頂きます。ただ・・・」
「ただ?」
「うちも赤字でやらせて頂きますので、1万でも2万でもお気持ちを付けて頂けませんか?」

顔はまた泣きそうな顔である。若い女の子を泣かせるのは何年ぶりか・・・いや、いいもんですねえ('o゜)\バキ

この1~2万が彼女の努力賞なのだろう。ここであくまでも鬼になって210万を主張したら、それはそれで通るとは思うが、この1万円が後で「ALCEDOさんって、ほんとはいい人だ」と彼女は個人的に思うかも知れない。

若い女性には基本的には親切な僕は、ここで1万円で暖かい関係を若い女性と作っておくことにしたのだ(笑)


結局遅めの昼飯を食べている時に発見したチラシの車(それまで、その車種の存在を知らなかった・・・・いや、ひょっとしたら知り合いが乗っているかも知れない。見たこと無いけど)をあれよあれよという間に買ってしまった。

途中で家に戻ったら気持ちが醒めてエクストレイルに戻っていたのかも知れないのだから、結局最後に勝ったのは泣きそうな顔をしてみせたセールスの女の子なのだろう。


やっぱ、僕ってば、女の子に弱いわ・・・






2004年10月8日(金)

昼間に嫁さんの所に、件のセールスレディから電話があったようだ。

実は10月5日にこちらから電話して「10日経っても未だに納車日の連絡が無いのはお客に対して無神経ではないか?未定ならそれなりに連絡するのが、すでに210万円支払っているお客に対する誠意であろう。」と、なじったのだ。

予想通り言い訳する彼女は涙声である。

ひどい奴だとお思いであろう。しかし、僕は単に若い女の子を泣かしたくて、かような嫌みな電話をしたのではない。これから先の彼女に立派なプロセールスになってもらいたくて、心を鬼にしていたのである。

と言うのはまるっきりウソではないけど、実際は伊良湖オフで皆さんから「純正のナビは走行中に操作が出来ないから使えない、通は後付を選ぶ。」とか散々言われてへこんだので、最初にガツンと弱みを突いた上でこちらの要望を通そうという作戦だったのだ。

彼女がしどろもどろになった所で「納車日が決まらないのはあなたの責任ではないからそれを責める気はない。日程が決まらない事を連絡してくれれば、お客は気が済むのだ・・」と慰めた上で、「ところでナビだが・・・」と本題を持ち出した。

ナビを選ぶ際にも彼女から適切なアドバイスが無かったことをちょっと薬味にしながら「走行中に操作が出来るようにする方法があるはずだから、サービス工場の人と相談して何とかして欲しい。」と交渉を行った。

彼女自身はもちろんこのような改造(と言うほどのことはない)に関しては無知だが、私に対する失点回復を狙って「がんばってみます」と請け負ったのだ。



そんな電話での会話をした数日後、日中会社に嫁さんから電話があって「電話をして欲しい」と伝言を残して言ったらしいので、これはナビの件で進捗があったに違いないと休み時間に携帯から電話してみた。

「工場での生産日が10/15日に決まりました。なので納車は10月末頃になります。一番遅くなると11月中頃だと思います。」今日はなかなかテキパキしている。さらに「ナビの件はサービス工場の者が説明します。」とサービスに変わる。


・・・・ナビの件は省略して・・・・



またセールスレディと電話を替わって、「もう少し日程がはっきりしたらまた電話を差し上げます。」という言葉で電話終了。

何故か今日はあの娘にしては妙に段取りが良かったなあ・・・



そして夜家に戻ったところで嫁さんから話を聞いて、疑問は解けた。

嫁さんに電話がかかってきた時には「生産日が決まりました。10/15です。」とだけ報告したんだそうな。それですぐにナビの話に移ろうとするから、嫁さんは「ナビの話は私が聞いても分からないから主人から電話させます。でも、その前に・・・・」

「生産日を言われてもこちらには意味がない。納車日はいつになるの?」
「・・・・・はぁ・・・・月末・・・頃になると思います。」
「それじゃ、一番遅くなったらいつ頃になるの?」
「・・・・・はぁ・・・・・・・11月の・・・中頃には・・・・・」
と事前に予行演習を済ませていたらしい。なるほど、昼間の彼女はいつになく自信がある口調でテキパキと答えたわけだ。

嫁さんは「私の口頭演習通りに答えたんだねえ。」と笑いながら満足していた。うちに子供がいたらあのくらいかな?と言う年齢の女の子を相手にしていると、ついつい感情移入しちゃうんだよね、わしら(笑)








2004年11月6日(土)

車がやっと納車になった。

トリビュートスペース なんと発注したのは9/23だから、発注から納車まで足かけ2ヶ月がかりである。恐れ入った。

例によって脳天気なお姉さんが朝10時にやって来て、マニュアルをチェックしながら説明していく。当然ながらナビの説明は「取り説を読んで下さい」で終わりである。ちょっと不安。

で、試運転を兼ねて昼飯を食べに出かけたら、不安的中でいつまで経っても衛星を認識しないようで、現在位置が出ない。
車速センサーは生きているので、出発地点が見当違いの営業所のままどんどん立川に向かって走っていく。なまじっか動いているから混乱する。GPSが切れているときは素直に最後の位置に止まっていて欲しいもんだ。

衛星を認識しないのはこっちの使い方が悪いのかと、取り説を何度も何度も読み直してから販売店に電話で聞いてみる。

件のセールスレディは接客中で、電話に出たサービスマンが「とりあえず持ってきてくれ」と言うので、メシを食べたらそのまま昭島の営業所へ。
これがなかなか原因が分からず、1時間ロスト。はぁ~

後加工したときの接続がキチンとされて無くてアンテナコードがゆるんでいたらしい。納車に持ってきた姉ちゃんが気付くべき凡ミスだ。きっと慣れてないから気付かなかったんだろうなあ・・・


最後の最後まで気をもませてくれたが、とりあえず車は走っているので、まあ良しとしよう(笑)。
ヒマが出来たら乗り始めて気付いた点などレポートしようと思う。





■2016/07/27追記:
このセールスのお姉さんは私達の愛を受けて立派に成長し、1児の母になって今もマツダでセールスを続けてます。嫁さんの車(キュートちゃん)も彼女から買ってあげたしね。いい子なんだよ。

鳥眺豚の色に関しては、リベ郎に続いて嫁さんが「赤がいい!」とおっしゃるので、赤を選んだのだけど、結果としてはまた同じメタリックのあずき色…。嫁さんはフェラーリみたいな赤が良かったみたい(笑)。
嫁さんのキュートちゃんを買った時に、やっとソリッドな赤の車に乗れて嬉しそうでした。



by river_kingfisher | 2004-11-28 01:20 | その他 | Trackback | Comments(0)
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