曇り空のせいで薄暗くなりかかった16時。
ローマの歴史地区を走る2階建てのオープンバスの見晴らしの良い景色の中を、騒がしい鳴き声と共に日本では見たことがない大集団がビルの隙間を通り過ぎるのが見えた。

Nikon D600, AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR(35mm)
1/1600s, f/4.0, ISO800, Raw以前NHKの
ワイルドライフ「驚異の生物大群集〜大発生の謎〜」でやっていた、ローマのホシムクドリの大群を今回偶然に見ることが出来たのだ。
上の写真の左上隅はローマ・フィウミチーノ空港を離陸した旅客機。右はゴミを漁るためにテベレ川を遡上して居着いてしまった
キアシセグロカモメ。
空が開けた場所では、群れの大きさがよく分かる。
いくつもの巨大な集団が帯のようにうねりながら飛び回っている。

Nikon D600, AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR(52mm)
1/640s, f/4.5, ISO1600, Raw一つ一つの集団は、信じられないくらいの数のホシムクドリで構成されている。

Nikon D600, AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR(28mm)
1/1600s, f/4.0, ISO1600, Rawまったくもって、信じられないくらいの大群で空一面がホシムクドリの群れで覆い尽くされる。
今回のイタリア旅行で一番感激した瞬間かもしれない。

Nikon D600, AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR(28mm)
1/1600s, f/4.0, ISO1600, Rawまったく、世界は驚きに満ち溢れています。
TVの画面で観てあっても、自分の目で見るまでは信じられない事が沢山あることを痛感します。

Nikon D600, AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR(28mm)
1/2000s, f/4.0, ISO1600, Raw上の写真の中心部分を等倍(601x401)ピクセルで切り出してみました。59羽写っていました。

オリジナルが6016x4016なので、この切り出しの100倍の面積がありますので、約6,000羽が写っている計算になります。(中心部分は密度が低いので、もっと写っていると思いますが、数える気力がないので…)
28mmの広角レンズは、Wikiによると対角線 (75.4°) 垂直 (46.4°) 水平 (65.5°)を切り取っているそうです。あの時の空一面のホシムクドリが画角90度くらいに散らばっていると考えると、28mmレンズに写っていない部分があと縦1.93倍x横1.37倍で、都合2.64倍あることになり、合計15,864羽になります。ありゃ、意外に少ないな(笑)2〜3万はいると思ったのだけど…
ま、数万の大群を見たということで、一つよろしくm(__)m
※今回は対象物が細かいので、画像を大きめにしてあります。
前の投稿では映像素子のゴミに見えるし。
大きなモニターに表示して目を寄せて見ていただけると、空一面のムクドリ感覚が少しは伝わるかもしれません。(笑)