Nikon D2X, AF-S Nikkor 600mm F4.0D
1/1000s, f/4.0, ISO100, jpeg-H, Crop, Trim私は鳥を撮るのがメインなので絞り込んで撮影する事はあまりないから、EOSシステムの電子絞り制御による連射速度の低下に関して、実被害と呼べることは1回しか経験していない。
その1回は毎年お正月恒例のSuzumeさん主催の、浜離宮の鷹匠の放鷹(ほうよう)術を撮影してそのままお酒を飲むオフ会の時に経験した時の事に起きた。
あれに行ったことがある人は分かるとも思うが、同じ日程で行われる箱根駅伝の取材のヘリコプターが上空をよく飛ぶ。そうすると、場所取りをして放鷹術が始まるのを待っている間、暇つぶしにヘリコプターなんかを撮影したくなる。
ヘリなどの回転するパーツはある程度遅いシャッター速度でぶらして撮影するのが鉄鳥屋の流儀らしいので、それなりのシャッター速度になるまで絞り込んで撮影した。
そしてそのままボーっとしていたら、実演の始まる前にウォームアップで鷹を飛ばし始めたのであわてて撮影したら、バ・バ・バ・バ・バッと連射する周りのMK3のシャッター音に混じって私のMK3だけがバッシャン・バッシャン・バッシャンと間延びした音を立てた。
「なんですか?その激遅連射は(笑)」と名古屋のNさんに言われて、初めて絞り込んだEOSは連射スピードが落ちるという実体験をしたことに気付いたのだ。実際にどのくらい絞り込んだのか覚えていないし(ヘリの画像を探して見つければ分かるけど・
下記追記のように、F10でした)私の用途にはこんなに絞ることは有り得ないのでほんとの実害では無い。
あの時はヘリを撮るのはおまけだったから、ISO感度を下げつつ絞るなんて面倒をせずに絞りだけでシャッター速度を制御したと思うので、余計に絞り込まれていたと思う。鉄鳥屋さんがこの件でクレームをつけないところをみると、実用上は許容レベルの速度低下なのだろう。
適当な画像が手元に無いので、デスクトップのスライドショーにしてある古いヤマセミ画像を流用。
■2009/11/07追記問題の絞ったヘリの画像があったので追加。
ISO100でF10.0まで絞ってやっと1/160までシャッターが落ちてこの位ローターがぶれた写真になった。
Canon EOS-1D Mark III, EF 300mm F4L IS
1/160s, f/10, ISO100, jpeg H, 中心部を等倍までTrim