1997年頃 (元稿は2001/02/11に投稿)
1997年当時、バードカービングの作品を撮るのにデジタルカメラが欲しかったのだが、まだ値段が高いのと、すぐに陳腐化するのが目に見えていたので、なかなかサイフをゆるめる気にならなかった。
それまでたまに借りて使っていたデジタルカメラの
Apple QuickTake150は接写用のレンズがはめ込み式で付けられるとはいうものの、あまり接近できないので大きくは写せなかったし、画素数も少なかったので大きな画像を載せるのは忍びなかった。
41万画素1/4インチCCDを持っているこのカメラは、35mm/55mm相当の2焦点切り替えレンズを持っていたり、レンズ前1cmまで焦点があうという超クローズアップ撮影ができたり、音声録音や、静止画と録音が同時に出来たりと、非常にマニアックなデジカメであった。
液晶モニターがあるため接写してもパララックスに気を使う必要はないし、非常に使いやすいカメラであった。
本体に2Mのメモリーが載せられている上に、PCMCIAカードスロットが有るため撮影枚数が増やせると共にシリアルケーブルのまだるっこしい転送ではなく、カードによるデータ転送が出来るという進んだ仕様であった。
上の写真はカードスロットからPCMCIAカードを引き出した状態。完全に押し込んでフタを閉めることが出来た。
このDC-2Lには1.8インチLCDモニタが別売のDC-2や、モデムカード経由で画像を通信転送出来る機種等までシリーズ化されていた。う~~ん、マニアック!
このカメラで撮影した画像はカービングの作品のページに有るが、今回は接写能力を再検証する上で特にトリミングも縮小もしない画像を載っけておく。(ただしjpeg圧縮はAdobe ImageReady 1.0Jでかなりきつめにかけてある。) (※バードカービングのページは復活はしないと思います)
50円玉の接写画像
1cmまで近づけたかったけど、どうしてもピントが合わなかった。これはレンズ先2cmほどの画像。ひょっとするとどこか壊れているのかも知れない。
(※両サイドの白い余白はデータのまま。)
今回、仕様は忘れてしまっていたので、リコーのサイトで探してみたが載ってなかった。しょうがないからGogleで検索して下記の
"いとぢゅん"さんのサイトを参考にした。このページはこのカメラに関する非常に詳しいFAQが網羅されているので、もしもこのカメラに興味を持たれたら、このページを訪れることをお薦めします。
DC-1/1S/2/2L/2V/2E/2S Frequently Asked Questions
■2015/11/15追記このカメラは当時としては先進的な仕様で面白いカメラでした。
3枚目の画像に見えているPCMCIAカードが時代を感じさせますね。この巨大なカードでたった10MB!
2001年初稿当時の画像は小さかったので、オリジナルの画像をHDからサルベージして大きくして載せてます。
本文には書かれていませんが、電源は単3アルカリ電池4本でした。当時のデジカメは単3アルカリが標準でしたから、書かなかったんでしょう。
■2018/02/25追記閉鎖した昔のサイト(www.kingfisher.jp)の記事を2015-11-18 19:00に再掲載していたのですが、初稿掲載時の日付に戻して掲載し直します。