兄からの借り物・返却済(元稿は2001/01/07に投稿)
僕は借り物のCanon A-1で鳥の写真を撮り始めた。
野鳥の写真を撮りたいと思った僕は、超望遠レンズの値段の高さに呆然としてしまった。なかなかレンズとカメラを購入する勇気がなかった僕は、スキーの写真を撮るために望遠レンズとモータードライブを持っていた兄から機材を借りて、しばらく様子を見ることにした。
(このあたりの話はまたいつか、別のエントリで紹介します。)F8と言う暗いレンズなのでピントがあわせにくいのと、動きの早い野鳥の撮影には被写体ブレが出まくるのが難点で、半年ほど借りていたが満足のいく写真は結局撮ることが出来なかった。
もちろん良い写真が撮れなかった原因は機材ではなく、僕の未熟な腕のせいなのだが、初心者にありがちな「もっと良いレンズさえ有れば・・・」と言う思いこみで、早々と持ち主の元に返って行くことになった。
レフレックスレンズは小型で軽いのだが、F値が暗いためピント合わせが難しいのが難点。よく言われるリングぼけに関しては、それ以前にピントが合っていなかったり、被写体ぼけをかましてばかりだったから、気にしたことは無かった。
いまならそれを活かした半逆光の写真を撮ってみたりするのだろうが・・・
このセットで撮った最初のリバーサルフィルムの36コマ中の、ただ1コマ生き残ったのがこのヤマガラ。
ピントが甘くて恥ずかしい。古いフィルムスキャナの頃にデジタイズしたデータなので、実際にはもう少しだけましかなあ・・・
■2015/11/02追記この時代、CanonはF-1がプロ向けでA-1が上級ハイアマ向けという位置づけだったんでしょうか?大ヒットのAE-1から始まったプラボディはこの機種にも引き継がれてます。
私的にはプラスチック製のボディをあたかも高性能であるように(もちろん、金属よりも優れている部分も有りますが…)宣伝するやり口は気に入らなかったけど、一般人はころっと騙されたんでしょうね。
C社は宣伝がうまいから…
Wikiも「本機の導入時のカタログや広告には明らかにスター・ウォーズのイメージが無版権で採用されていた。」と暗に批判してます(笑)。
■2018/02/25追記閉鎖した昔のサイト(www.kingfisher.jp)の記事を2015-11-07 19:00に再掲載していたのですが、初稿掲載時の日付に戻して掲載し直します。