Finepix XP200の充電アダプターを作製した時に、「この勢いでD4の充電器MH-26aでD3の電池EN-EL4が充電できるように、アダプターを作ろうかなぁ‥‥。
BT-A10という製品が有るんだけど、¥5,400円もするんだよねぇ〜」と書きましたが、重い腰を上げて作りました。
事前にBT-A10は内部に回路は持ってなくて、単に接点位置を移動しているだけという内部情報をもらってあるので、安心して作業します。
まずはD4のチャージャーに履かせる下駄の作製。いつものようにABSを適当に切り出して作ります。
裏側の嵌合部はこんな感じです。
勘合部分が面倒だったけど、現物合わせで適当に貼り合わせて作ってあります。
次はD4チャージャー側の電極作製。0.3mm厚の洋白板を使用。
オリジナルは両側から挟み込む接点がそれぞれ2系統有るのだけど、楽に作れる片バネで1系統で済ませる。
試しにひとつ作ってみたらいい感じだったので、これで行くことにした。
プラス・マイナス・アースが各2系統有るけど、面倒なので各1で済ませることにした。
裏側は差し込んだ接点の足を2つに割って折り曲げて固定。
ここで気付いた。
今どきの賢い電池はチャージャーと通信してるから、単にアースが1本だけではないんじゃないかい?
テスターで測ってみたら予想通り真ん中の2本は導通していないので、別々の回路が必要となる。でも、もう接点を固定する場所が無い!
仕方ないので重なる部分の折り曲げを小さくしてもう一つ通るスキマを作り、絶縁の下駄を履かせて2段構造にする。
電極をもう一つ増やして設置。
こんなことなら、一番左のプラス接点を使えば良かった・・・
引き続き、D3電池側の電極を作製する。これも同じ0.3の洋白。
オリジナルのオスは0.6mm厚だったので、折り返して厚さを作り、それで抜け止めを兼ねさせる。
今度はプラスは端の端子を使うことにした。
それぞれを結線して、とりあえず完成。
D3の電池が収まるように勘合部分を作製する。これも現物合わせ。
とりあえず作動テストを行ってみた。
ちゃんとパイロットランプが点滅して充電を開始した!
後は充電終了した電池をD3で確認して、問題がなければ蓋をして完成。
現在1個目の電池は充電終了し、D3にセットしての確認もOK。
更に2個目をテスト充電中。
■2014/8/30追記テストがOKだったので、カバーを作って
完成しました。