コーワのBD25-10GR(10x25DCF)¥29,400の前の型を、2年ほど前に白樺峠鷹見の広場のKOWA特設売り場で購入した。
その日は駐車場の車に双眼鏡を忘れて峠まで登ってしまい、取りに戻ろうか思案していたらアウトレット品を売っているという情報が入って、つい買ってしまったのだ。
値段は¥8,000円だったと思うけど、良く覚えていない。
で、車に載せっぱなしだったtascoのルビーコート6倍と入替えて、こいつを載せっぱ双眼鏡としていた。
先週の金曜は朝から地元拠点へ直行出張だったので、朝ゆとりがあったから久しぶりに朝の散歩にサチと出かけたのだけど、家を出た所で双眼鏡を持っていこうと思いついた。
また家の中まで戻るのが面倒だったので、車の載せっぱKOWAを持っていくことにした。
堤防に着いてカワセミがいないかと久しぶりにKOWAをのぞいてみたら、やたらピントリングが重い。マイナス4度くらいの外気温だったので、露天駐車の車の中も同じ温度になっていたと思う。
安物の双眼鏡に使っているグリスは、当然安物だから温度が下がると硬くなる。ピントリングが重くてなかなかピントが合わない。
目の前で構えたまま人差し指で動かすことをあきらめて、少し活を入れるために親指と人差し指でグリグリとやっていたら、いきなり軽くなった。「お~~、やるじゃないか!」と思いつつ、目に当ててカワセミを探そうとするが、なぜか視界はほやけたまま。
ピントリングはスムーズに回転するが、どうもレンズが動いている気配が無い。
良く見たらピントリングはねじると外れてくるじゃないか!
Nikonの10x25HGに引き続き、こいつもサービスセンター送りかよ・・・と思ったけど、アウトレット商品にお金を掛ける気にならないので、自分で修理することにした。
まず、ゆるんだピントリングを外して仔細にチェック。
どうやら頭のEリングが外れているのではないかと推測して、ピントリングの頭の銘板を外してみたがそこにはアクセスする場所は無い。
ピントリングをよく見たら、ネジが切ってある硬質プラスチックにゴムがかぶせてあるので、このゴムを引っ剥がせばEリングが出てくると推理して、接着をこじりながらはがしていく。
やはりEリング(形状的には普通のEリングじゃないけど、機能は同じ)が広がって心棒が外れていた。
ゆるくなっていたEリングをラジペンで締めてから組立て。
また外れそうな予感がするけど、他にうまいアイデアが出ないので、このまま組み付ける。
この後、再びゴムを接着剤で貼り付けて出来上がり。
とりあえず、防水や精度には影響が無さそうな場所だし、無事直って良かった。
■2018/02/22追記この双眼鏡は、上に書いたように
鳥眺豚に載せっぱなしだったのですが、それを忘れて2011年にZILっぺの下取りに出す時に、載せたまま出しちゃってお別れでした。